まだ保育園と幼稚園の違いで消耗しているの?

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保育園子供画像

 先日ツイッターをしていると小学校の入学式における、「保育園卒ママ」と「幼稚園卒ママ」のマウンティング(私の方が上とアピールする様な言動を指す)に関する話を見つけましたw

幼稚ママA「入学式の様子を見てると、幼稚園卒か保育園卒かわかるわよね。」
幼稚ママB「たしかに保育園の子は落ち着きないけど、幼稚園卒はさすがピッとしてるわ。」
保育園ママ「(なによ…嫌味!?)」

「幼稚園 保育園」でググってみますと、以下のようなサイトが上位ヒットします。

幼稚園卒・保育園卒の偏見と現実

【専業ママに聞く】「保育園卒児」vs「幼稚園卒児」小学生になると見える明らかな違いとは?

幼稚園と保育園の違いは?学力や費用面から比較!

中身をみてみると内容的には

幼稚園と保育園では費用が..ごにょごにょ
幼稚園は教育で保育園はお世話が..ごにょごにょ
幼稚園と保育園の預かり時間は..ごにょごにょ
幼稚園の子供は規律正しく保育園はやんちゃで..ごにょごにょ
幼稚園の親はこうで保育園の親は..ごにょごにょ

 このような“よく語られる保育園ー幼稚園の違い論”はあんまり意味がないのではないかと個人的には思うので、今回はその話をしたいと思います!

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幼稚園は教育がしっかりしている。が..その差はすぐなくなる

本よむ子供

 へックマンという人の研究では、早期教育は実際IQを高めるが、その差は8歳前後でなくなるといわれています。
 それよりも大事なのは「自制心」や「やり抜く力」。これは周囲との関わりの中で形成される、子供のマインドセット(心の持ち方)で決まる部分が大きいと言われています。
 つまり幼少期に、「あなたは努力することで成長することができる」と教えればいいということなんですね。このことをはっきりと提唱したのがキャロル・ドゥエックさんです。詳しくは以下の記事でも紹介しています!

 つまり、幼稚園で早期に“教育的な事”をするよりも、「成長できる!」という思考パターンを身につけるほうが重要だということなんですね。

 その“成長思考”というマインドは、「勉強」だろうが「遊び」だろうが学べるスキルなので、あまり「幼稚園だからいい!保育園だからダメ!」ということもないと思います。

早期教育よりどれだけ遊んだか

シャボン玉画像

 なんだったら、幼少期に「どれだけ遊んだか」が子供の自頭を鍛えてると言ってる人も大勢います。

遊びが子供にとって重要と述べている人
・「10年後、君に仕事はあるのか?未来を生きるための雇われる力」の著者の藤原和博氏
・「本当に頭がいい子の育て方」の著者で“花まる学習会代表”の高濱正伸氏
・“知窓学舎塾長で教育ジャーナリスト”でもある矢萩邦彦氏
・「強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話」の著者で“探究学舎学長”の宝槻泰伸氏

 教育者の声とはちょっと違うからイレギュラーだけど「すべての教育は洗脳である。21世紀の脱・学校論」を最近出版して「好きな事をしてればいい」と極論を唱えるホリエモンこと堀江貴文氏も、子供にとって重要なのは、夢中で打ち込める遊びを見つけることと語る一人ですね。

 上記にあげた方々の理論は、「保育園」か「幼稚園」かなんて議論ではなく、「東大出ても今の時代生き抜けるわけではない。」「じゃあどんなスキルが未来をサバイブするのに必要か?」という議論まで達しています。

 つまり、「保育園だから将来どうこう、幼稚園だから将来どうこう」というような議論は、時代てきにもナンセンスなように感じます。

必要とされるスキルは刻々と変化している

魚とる子画像

 そもそも、教育現場で“子供に必要な能力”とされているものは、時代とともに刻々と変化してきています。

最近の教育トレンド
・積極的に学ぶ姿勢(アクティブラーニング)
・意見の違う相手と議論できる能力(ディベート)
・論理性を追求する教育(STEM教育)

 これらは全て、これまでの“大学に合格さえすればいい”から、兎に角教科書を詰め込め!知識を蓄えろ!という教育からはだいぶ変化しています。

 「興味関心を追求する力」とか、「自分の考えを明確にしつつも他者を理解しようとする力」とか、「物事の真髄を見極める力」とか、知識の詰め込みというよりは、“社会を生き抜くために柔軟に情報を捉えて、活用する力”みたいのが必要とされてきているんですね。

 こんな力は、ちょっと早く字の練習や数字の学習したからといって、一朝一晩では身につきません。
 つまりここでもあまり「保育園と幼稚園に教育の違い」なんていうのは、あまり考えなくていいものと言えると思います。

幼稚園と保育園の行儀の違いって?

整列する子画像

 卒園後の行儀や態度の違いというと、ネット上の意見ではを拾うと、保育園は劣勢に立たされていますwけど実際我が家は保育園に通って4年になりますが、

・やんちゃすぎて学級崩壊気味
・卒園式中もおしゃべりが止まない
・運動会など集団行動で1人どっかいく
・先生が話しているのに騒がしくする

なんて子供はまだみたことありませんw

 最低限社会に出るため必要なマナースキルくらい、保育園だろうが幼稚園だろうが、学べると思います。
 もっと言えば、その時の先生の熱意・スキルとか、子供集団の相性などで変わるので、園の違いで比較できないのではないでしょうか。

 幼稚園は小学校と同じ文部科学省の管轄で、“教諭免許の資格”をもった先生だから「規律正しく行儀よく育つ」という人もいるけど、それなら、同じシステで動いている小学校で「学級崩壊」が起きるのはおかしいですよねw

 つまり、幼稚園がしっかりしているから行儀よい子になるとか、保育園は行儀がいまいちだというのは、幻想ではないかと思います。

箱を比べる意味はない。大事なのはメンバー構成

レゴ人形画像

 そもそも、保育園だからとか幼稚園だからとかじゃなく、結局その時々の集団力動(個が集団になったとき、その集団独自の心が生まれる)がどう働くかってだけなんだと思います。
 要は先生や生徒を含めた“偶然のメンバー構成”によって生まれる、集団の特徴です。

A学校でイジメられて悲惨な最後を遂げた太郎君という子がいたとして、その子はC学校に入学してもD学校に入学しても同じ結末になったのか?

 上記のようなことを考えるとき、C学校やD学校に転校すれば、太郎くんは助かった可能性が高いですよね。実際“ひどいイジメ”にはきっぱり転校することが効果的といわれています。

 イジメの結末は太郎くんによって変わるというより、“その時所属する集団の違いによって変わる”ので、箱の問題というよりは、その時々のメンバー次第だということですね!

 つまり、「幼稚園ー保育園」という箱単位で結果を気にすることにあまり意味はないということです。結果が“良いか悪いか”なんて、外から「箱」を見てもわからないんです。

 大企業ではなく、ガレージみたいな場所から活動を始めたベンチャー起業から偉大な発明が生まれたりするのも、「箱」は結果に直接関係なくて、要は“メンバー次第”という話です。

 森友学園の塚本幼稚園は“有名私立幼稚園”ですが、メンバー構成に問題があったせいで、わけのわからん思想を植え付けられ、人生を狂わされることになってしまいました。

 外側から見える「箱」をもってして、「◯◯だから安心」と言えないですね…wつまり「幼稚園だからOK、保育園ならNG」などという「箱」の評価は意味がないということです。

個人的感想の範疇で語られる保育園と幼稚園の違い論

話し込むママ画像

 そもそも一番最初にリンクした、「保育園・幼稚園」でググったトップヒット群の中身には、「幼稚園は〇〇で保育園は〇〇論」が沢山展開されていますが、どれひとつとして、根拠とかは書いていないんですねw

幼稚園と保育園の良し悪し論はどれも、個人的感想や体験を元にした、ママ友同しの雑談感覚で語られたようなものばかりです。けどその話が、一般論として拡散されているのが厄介です。
 人はよく耳にする、よく目にする情報のほうが、納得や共感を示す傾向があります。ヒューリスティックのバイアスと言いますが、バイアスとは簡単に言い換えれば、“偏った勘違い思考”みたいなものです。

 そして、無根拠でもよく耳にする情報は、頭にインプットされ、その情報を元にした色眼鏡で世界を見てしまう傾向もあります。
 代表的なものでは血液型占いとかw日本では頻繁に「B型は自己中だ」と耳にするので、B型の人を見ると、最初から“わがままな部分”に注目して見てしまい、結果的に「ぁ、やっぱわがままだ!B型占い当たってる!」となるわけですw

 この厄介な作用が保育園児にも向けられていると思うとゾッとしますよね..。世間でよく聞く「幼稚園児より保育園児は◯◯だ」という論調の“◯◯”の部分は、大抵ネガティブなことですから…。

最悪の場合それを耳にした子供も毒されます。幼稚園の子が保育園の子を

「お前は保育園だから落ち着きない」
「保育園児だから勉強できない」

なんてディスりだしたらお終いです…w

まとめ

子供たち画像

だらだら書いてきた事を短くまとめると、

世の中の“幼稚園児ー保育園児の違い論”は“個人的感想”を元にした根拠のない情報であり、そのせいで形成された“誤った色眼鏡”で保育園児が見られるのは可哀想だ!

というお話でした!

 「幼稚園・保育園」で検索してトップヒットしてくるような、偏見混じりの記事が、小学生・中学生くらいの子供の目にはいり、「俺は保育園卒だったからこうなのか〜..。」とか「私は幼稚園卒だからこうなのね!」とか「誤った自己認識」を持たないことを祈りたいですね。

 それには、大人の認識を変えていく必要があるのではないでしょうか。


peco★papaのおまけの小話
保育園に通う4歳の娘がいる父親としては、どうしても保育園児を悪く言うような記事は気に入らないので書いたのが今回の記事ですwもちろん私が書いた上記の話も、科学的根拠や実験を背景として、「幼稚園と保育園に差なんてないでしょ!」言っているわけではないので、個人の発想です。だけど私は、保育園児だって幼稚園児だって、どこに通ってたって素晴らしい大人になれると信じたいですね!

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4歳のおしゃべり長女&0歳のおしゃぶり長男の父。元々根暗なゲーマー。子供が産まれ一念発起しイクメンに(なりきれてない)。現在「育休中」。一人悶々考えるのが好き。時折それを妻に話すも対して相手にされないのでブログで綴るw ペコパパについて詳細
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