「褒めすぎ」「励ましすぎ」は子供に悪影響?「やれば出来る」がNGワードなわけ。

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こんにちは!先日「週刊ロビ2」をコーチャンフォーで購入したんですが、完成が約2年後ということを後でしって意気消沈しているpeco★papaです。まぁ気長にやりますw

さて、皆さんはお子さんに「やればできる!」「頑張ればなんとかなる!」と声をかけたことはありますか?

私自身、思い返すと、子供のチャレンジ精神を煽りたい時によく使っています。というか皆さん普通に言いますよね?w

18歳で私が社畜になって初めての研修会でも

「やればーできるー!」
「やらねばーならぬー!」
「やらぬはー恥だー!」

と、次の日声がでなくなるまで大声で復唱させられたことを思い出しますw

それはどうでもいいとして、親としては子供に「自信をつけて欲しい」「自尊心を高めたい」と思う一心で、ついついかけがちな言葉ですが、これが子供にとっては逆に「悪影響」を与えかねない言葉らしいのです。

「あなたはやればできる子!」

励ましているだけで何が悪いの?とも思えるこの言葉がなぜNGワードなのか?
様々な研究なども踏まえて紹介していきたいと思います!

(研究などは教育書として異例の30万部を売り上げ、林修先生の番組でも「国民一人一冊持つべき本」として紹介された、「「学力」の経済学」より一部引用しております!)

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励ましは子供の能力を高めるか?

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「やればできるよ!」というポジティブなワードは、子供の心理にどのように影響するのでしょうか?
そのことに関して、バージニア連邦大学のフォーサイス教授らが行った「ある実験」を例に見ていきましょう。

実験内容
・試験で成績の悪かった学生に宿題を出す。
グループAには宿題とともに「あなたはやればできる!」という「自尊心を高める」メッセージを送る。
グループBには「個人の管理能力や責任感の重要性」のような、「自尊心」とは関係のないメッセージを送る。
実験の仮説
・自尊心を高めるメッセージを受け取った学生は成績が向上する。
実験結果
・「やればできる」というメッセージを受け取ったグループAの方が、次のテストの成績が下がった。

(学力の経済学p46〜47より引用)

いかがでしょうか?

「あなたはやれば出来る!」と伝えたグループのほうが、成績が低くなってしまいましたw

しかも、「自尊心を高めるメッセージを受け取ったグループは優位に成績が悪かった」と「優位に」までついてますw

「褒める!励ます!」は子供の自尊心を高めるだろうという慢心

励ます

前出の実験での仮説は、「励ましを受けたAグループの成績は伸びるはずだ。」という仮説検証のために行われた実験なのに、実際は逆の結果を招いてしまいました。
実はこの実験が行われた背景には、事前に常識とされていた、以下のような指標があったそううなんです。

・自尊心が高い子は、成績もよく学習意欲も高くなる!
・自尊心が高いと、未成年の禁煙や飲酒などの反社会行為が少ない。
・自尊心が高いと、大人になってからの勤務成績が良い!
・自尊心が高いと、幸福で健康状態も良好になる。

1986年以前のアメリカでは、上記のような研究結果から、「自尊心を高める」プロジェクトが盛んに行われていたそうなんですね。(「学力の経済学」p44~45より引用)

つまり、「俺って出来るやつだ!」って思わせとけば、勝手によい人生を送れるという慢心があったと。「豚もおだてりゃ木に登る」だろうとw

しかし、上記に紹介した実験により、「あれ?子供の自尊心を高める関わりしたって、逆効果だったぞ?」と、なってきたわけです。

「おだてた豚が木から落っこちてきた」わけですね…w

自尊心が高いから成功するのではなかった

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上記のような実験は他にもいくつかあり、「自尊心の向上」→「成功できる人になる」という法則は、実は逆の因果関係にあったことが次々と明らかになっていきました。「成績が良い」から「自尊心が高かった」のです。

つまりさっきの「豚もおだてりゃ〜」の例で言うと、もともと「木が登れる豚だから自信に満ちた豚」だっただけであって、「自身をつけてやれば木に登れるようになる」は間違っていたと。それどころか、無理に自信をつけるかかわりばかりしても、逆に「木から落っこちてくる」というわけだったんです。

フロリダ州立大学の著名な心理学者「バウマイスター教授」も、過去の「自尊心に関する研究」を丁寧に総ざらいし、同じ結論を導いているそうです。

それどころか、バウマイスター教授らは、

「子供の自尊心を高めるような様々な取り組みは、学力を押し上げないばかりか、押し下げる効果を持つ。」

と、警鐘を鳴らしました。(「学力の経済学」p46より引用)

これら一連の実験の結果からわかるのは、

「あなたはやればできるのよ!」

と、むやみやたらに子供を褒めても、

「実力の伴わないナルシスト」

に、なるだけだということです。

「いいか!お前は木に登れる豚なんだ!やればできる!」と言い聞かされた豚は、「木に登れる気」にだけなって慢心し、実際は実力が伴わず、励ましや激励は逆効果を生んだ。という話ですね。

まとめ

やればできる

いかがでしたでしょうか!私も親としてついつい「頑張ればできるっしょ!」みたいなハッパをかけるときは間々あります。

まぁ本当はできることだけど、もう少しの勇気が出ず足踏みしているところに、応援的な意味で「もうちょっと!頑張れ!できるできる!」など言うのは問題ないんじゃないかと個人的には思っています。

けど普段から「出来ること」にも「出来ないこと」にも「苦手でつまずいていること」にも、むやみやたらと「大丈夫!あなたはできるんだから!」と声かけするのは、確かにプレッシャーかもしれないですねw

じゃあ一体、勉強を頑張っている子や、スポーツに打ち込んでいる子や、習い事でチャレンジしている子などなどに、どんな声かけをしたら良いのでしょうか?

実は「褒める」にしても「励ます」にしても、「どう褒めるか、どう励ますか」が重要だったということも研究から明らかになっています。

褒めること自体が悪いのではなく、そのやり方が問題だったって話ですね!
そのことに関して、詳しくは以下の記事でもまとめています!ご興味のあるかたは是非!

【子供の褒め方】努力できる子は親の声かけが違う?「成長思考」の育て方。
こんにちは!明日は娘の運動会で今からドキドキしているpeco★papaです!どうしてこう自分のことのように心臓が高鳴るのか...w さ...

以上、「頑張ればできる!」「やれば出来る!」はNGワードな件についてでした!


peco★papaのおまけの小話
私自身プレッシャーかけられるのはあまり好きじゃないですwボーリングとかでチーム戦やってて、「ここストライクだせば逆転だよー!」「出来る出来る!ストライクでるよー!」とかはっぱかけられると、逆に萎縮して「一本」しか倒れなかったりとかwこういう時、「あ〜なるほどね。豚もオダてりゃ落っこちる」だ。と、今日の記事のような話を実感するのでしたw黙って見守られるほうがよっぽどマシですねw

関連書籍画像

学力の経済学:中室牧子

★今回の参考書籍!教育書として異例の30万部を突破した本。林修先生の番組で「全国民が一冊持つべき本」と紹介された。今回の「子供への声かけ」以外にも、育児に関するさまざまなトピックについて科学的・経済学的に言及されている必見の書です!


いまの科学で「絶対にいい! 」と断言できる 最高の子育てベスト55:トレーシー・カチロー

★今回は「学力の経済学」を参考にしましたが、今話題の「科学的事実だけを元に、ベストだと考えられる子育て法」だけを厳選した以下の書でも、“まったく同じ内容”が語られています。

※本書については書評もありますのでご参考までに!

「最高の子育てベスト55」を読んだ感想①

「最高の子育てベスト55」を読んだ感想②

今日の一枚

今日の一枚

「いけるいけるー!」とはっぱかけられている長女w


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4歳のおしゃべり長女&0歳のおしゃぶり長男の父。元々根暗なゲーマー。子供が産まれ一念発起しイクメンに(なりきれてない)。現在「育休中」。一人悶々考えるのが好き。時折それを妻に話すも対して相手にされないのでブログで綴るw ペコパパについて詳細
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