子供のスマホやTVは「悪影響で禁止」はもう古い

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赤ちゃんとスマホ画像

 子供が小さいうちにTVやスマホ、タブレット機器に触れさせてはいけない。

 「子供をあやすのにスマホ」は親の怠慢。

 こんな記事がまことしやかに語られる昨今。

 世界の常識は少しづつ変化してきていることをご存知でしょうか?

 かく言う私も、スマホやタブレットやTVは我が家の「育児戦力」のひとつにカウントしている派です。

 今回は、子供とデジタル機器の付き合い方について、「新スタンダード」になってきている考え方を元に再考しましょう!

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子供のスマホ利用ルールに起きている「方針転換」

スマホ禁止画像

 アメリカ小児学会(以下AAP)は、長年「子供がTVやスマホを見るこのと負の側面」を強調していた。
 (米でAPPの指針は、子育て中の親にとって神の教えのような信頼があるらしいw)

 しかしその指針の根拠は「ほとんどが古い研究」を元にしており、アプリ開発者や教育番組製作者は、「最新の研究データ」を元に、「デジタル機器害悪説」に対抗する構図が続いていました。
 さらには、科学者たちも加わって、APPの「古い概念に基づいたデジタル害悪説」に警鐘を鳴らしていました。

 この「子供とデジタル機器」をめぐる戦いに、ついにAPPが最近になって方針を転換したんです!

 その内容を以下に簡単にまとめました。

子供のデジタル機器利用に関する「新たな指針」

スマホする子供画像

 この指針は「最新の研究データ」を元に、0〜5歳を対象にAPPが発表したものです。

①1歳半以下ではデジタル機器の利用を避ける。ビデオチャットは可。
②1歳半〜2歳は、良質な内容のものに限り、親と一緒に利用する。
③最新テクノロジーを急いで子供に教えようとしない。最近のデジタル機器はどんどん進化し、直感的に使えるようになっているので、後から始めてもすぐに覚える。
④2歳から5歳は、良質なコンテンツを「1日1時間以内」に。親がコンテンツの理解をサポートする。
⑤展開の早いプログラムや暴力が含まれたコンテンツは避ける。
⑥使用中以外は電源を切っておく。
⑦子供をなだめるための使用は避ける。
⑧子供が利用するコンテンツについて親はチェックする。できれば子供利用前に一緒に使用し、感想を聞くなどする。
⑨就寝前や食事中、親と遊ぶ時間は「デジタル機器」を利用しない。
⑩就寝前1時間は使用禁止。寝室への持ち込みも禁止。

 以上。APPが提案する、子供とデジタル機器の付き合いかたでした。

子供とデジタル機器の付き合い方指針。何が変わったのか。

マックと子供画像

photo by zeitfaenger.at

 上記の指針では、未だに「なるべくは規制していく」方針が残っているように見えます。

 しかし、これまでのAPPでは、害悪なので「一律禁止」という現実味のない指針だったわけです。

 それに比べれば、「就寝前は見せないように!」とか、「暴力的内容じゃなく、良質なコンテンツであることを親自身がチェックして、一緒に楽しもう!」とか、より「現実に則したルール」が出来上がったのが今回の進歩なわけですね。

 親としては非常にわかりやすい内容になりましたね。

 しかし一方で「あやす時に使わない」など、スマホに普段から育児を助けられている親からすると、依然として厳しい掟も含まれています。

 これはおそらく、「泣いて駄々をこねる→スマホなどが手元にくる」という、オペラント条件づけが成立してしまうからかもしれません。

オペラント条件づけ
ある反応に対して強化因子を呈示することで、徐々にその反応の頻度が増加していく。

 つまり、依存を誘発する使い方だと言っているわけですね。難しい問題です。
 以前こちらの記事で紹介した

子供の「しつけスタイル」に正解はあるのか?
しつけ方には4種類あり、内1種類が子供の成長に良いと判明している。あなたはどんなしつけをしていますか?

 厳しくも暖かく、子供とルールを開発し、守る手助けもできる親なら良いかもしれませんが、甘やかしがちな「受け身タイプの親」は「依存傾向」を強めてしまうかもしれません。

 いずれにしても今回APPが提示した規定は「何をするべきではない」という思考停止な批判ではなく「何をどうするべきか」という、前向きに模索していく形になったのは、大きな転換だと思います。

デジタル機器利用の「新方針」に高評価

 上記の指針について、親御さんからは「それぞれの価値観や生活スタイル」から、賛否両論あるでしょう。

 では、「幼児教育の専門家」や「国」や「小児科医」はこの指針についてどのように受け止めたのか?それを見ていきましょう!

幼児教育の専門家の見解

テレビと子画像

 幼児教育専門家ドノヒューは、「1時間制限」は混乱を招きかねないとの警告を発している。なぜなら、現在アメリカで「デジタル機器への接触時間」は「平均2時間」だからだ。

「子供が30分の教育番組を見て、友達とゲームをして、夕方お気に入りのアニメをみる。」

 これだけで、1時間なんて優に超える。

 日本で考えると、「いないいないばあ」と「おかあさんといっしょ」を見て、友達とDSとかたまごっちでもやって、夜「ドラえもん」か「くれよんしんちゃん」でも見れば、1時間は超えるでしょうw

 こうゆう批判を前提にしつつも、ドノヒューは、

 「新ガイドラインは、親や兄弟と“一緒に”メディアを視聴しながらコミュニケーションを取る“相互作用の効果”に注目している」
 「メディアとの付き合い方について、両親が“手本”となるよう説いているのは、素晴らしいことだ」

 と、好感触を示している。

小児科医の見解

PCを楽しむ子画像

 小児科医がこの新たな指針にどう反応したかはデータがないが、そもそもAPPに向けて、古い価値観に基づいた「一律デジタル機器禁止」を改定するように呼びかけていたという背景がある。

 ラデスキーを中心とする小児科医グループは、「双方向メディアに関しては、TVと違うガイドラインが必要」という件に関し、論文を発表。

 シアトル小児病院のクリキタスも、双方向メディアを闇雲に禁止すべきではなく、最新の研究を参照し、ガイドラインを見直すようAPPに提言。

 ボストン小児院のマイケル・リッチも、子供のテレビ視聴を「異常に気にする親」への警鐘を鳴らし続けている。

 こうした状況から、小児科医からも、今回の改定は一定の好反応を得たのではないかと想像できますね。(もちろん批判的意見もあるでしょうけど。未だに絶対禁止派みたいな)

国の見解

親子でスマホ画像

 米教育省・米保健福祉社省も昨今、「デジタル機器とは上手に付き合っていく」という方針への転換を進めている。

 というのも、オバマ前大統領が、今後の社会に必要な人材を育成するSTEM教育に力を入れる旨を方針としてあげ、「早期教育におけるテクノロジーの利用」が活発化してきているからだ。

 デジタル機器を一律「悪者扱い」するのではなく、「年齢別に使い方を両親とともに考える」スタイルを推奨している。

親に求められる思考の転換

スマホに夢中の親

photo by Thomas8047

 さて、このAPPの新たなガイドライン作成を主導した、ミシガン大学小児医院の「ジェニー・ラデスキー」自身の声を最後に紹介します。

 ラデスキーは自身も2人の子供を持つ親として、このガイドラインが親や教育者に求めているのは、

「子供にとって、良き助言者、良きガイド役」

 に、なって欲しいということらしい。

 ラデスキーの改定した「新ルール」は
 「厳しく取り締まる教育ママになれと言っている」とか
 「制限時間を超えてデジタル機器を使っている親は、育児責任放棄している」とか
 過大解釈というか、うがった見方をされるケースもあると思います。

 けど、ラデスキーの言う「良きガイド役」というのは、「制限時間を気にしすぎて壁時計を逐一チェックしている親」ではなく、「子供自身を見つめ、子供に寄り添い、子供とコミュニケーションをきちんと取る親」ということなんですね!

 そう言われるとなんとなく腑に落ちます。

まとめ

子供とPCをする画像

 いかがでしたでしょうか!

 長々と書いてきましたが、結局こういう話っていつも「やりすぎ注意」「節度を持って取り組む」ってことですよね。

 デジタル機器との付き合い方に関して言えば上記プラス、「親の管理が大事」「付き合い方を一緒に考える」という視点があると尚良いわけですね。

 なんでもできちゃう便利なスマホやタブレット、どんな情報も電源入れれば自動的に頭に流し込まれるテレビ、いずれにしても、使い方次第で「毒」にも「薬」にもなるということなのでしょう。

 ちなみに我が家は最近「ヒミツのここたま」というアニメを子供と見ているのですが、「コンテンツ」としてかなり良質です!
 長女はこのアニメであっさり「物を大切にしなきゃいけない」と学びましたw
 親がごちゃごちゃ言うより、アニメのような子供に寄り添ったコンテンツだからこそ、スッと耳に入ることもあるので、やっぱり大事なのは「一律禁止」より「付き合い方」ですね。

「ヒミツのここたま」が子供向けアニメとして良コンテンツ過ぎる件
九十九神や八百万の神。日本特有の「物に宿る神」をテーマにしたアニメ「ここたま」が良コンテンツ過ぎるw

おまけの小話
 私が保育園に四歳の長女を迎えに行った時、同級生の男の子が親に向かって発した衝撃の発言を私は未だに忘れません。
 「ねーママ。早くバイオハザード7やりたい〜。買って〜。」
 耳を疑いましたw四歳ですよ?私は一切ゲームしないんで、会社の先輩から聞いた話で、めっちゃぐろくて、めっちゃ怖いらしいんですよ。
 それを四歳の少年が「買って買って」ですと!?w
 最初に述べた通り、我が家も「デジタル機器活用肯定派」の家庭なのですが、さすがに衝撃をうけたエピソードでした。 

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4歳のおしゃべり長女&0歳のおしゃぶり長男の父。元々根暗なゲーマー。子供が産まれ一念発起しイクメンに(なりきれてない)。現在「育休中」。一人悶々考えるのが好き。時折それを妻に話すも対して相手にされないのでブログで綴るw ペコパパについて詳細
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