子供の「しつけスタイル」に正解はあるのか?

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 前回に続き「しつけ」の話題!

 http://think-papa.com/namahage/

 上記記事にて、恐怖によるしつけは「犯罪率を上げる」との研究があるが、なまはげによる「恐怖しつけ」が伝統的な秋田県の犯罪率は、47都道府県で一番低いという話をしました。

 しかし、なまはげはあくまで「地域の風習」であり、「親の子育てスタイル」とはまた別な話。

 そこで今回は、子供の将来を左右する「親の子育てスタイル」について着目したいと思います!

 実は、親の子育てスタイルと、子供の社会行動については、様々な研究がなされ、「どのようなしつけ方が、子供に良い影響を及ぼすか」わかってきています。

 まずは、親の子育てスタイルには「4つのタイプ」があるという話から簡単にまとめたいと思います!

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4つの「子育てスタイル」

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子育ての4つのスタイルとは?
 1966年に心理学者ダイアナ・バウムリンド博士が、子供に対しての「責任感」と「要求」の度合いに基づいて、「3つの子育てスタイル」を提唱したのが始まり。
 後にその「3つのスタイル」に「1つ」追加され、現在の「子育てスタイル」の研究に役立っている。

 では、以下から4つのスタイルについて、ひとつずつ見ていきましょう。

①独裁・支配型の親
 厳しく、温かみがない。
 厳格なルールを持ち、説明なしに命令に従うことを子供に期待する。 

②民主型の親
 厳しいが、温かい。
 意識的に「独立心」と「自己主張」を育む。
 ルールも子供と一緒に話し合って決め、破ったらどうなるかも説明する。
 「罰する」よりも「教える」スタイルのしつけ。

③消極。受け身型の親
 温かいが、厳しくない。
 子煩悩で親子の会話も多いが「甘やかしてしまう」。
 子との対立を避け、親のルールを施行したがらない。

④無関心な親
 厳しくも、温かくもない。
 子供に最低限必要なものは与える。が、それ以外では関わろうとしない。 

親の子育てスタイル別「子供の特徴」

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①独裁・支配型の親の子供
 行儀の良い子供が多いが、「自制心」という極めて重要なスキルが低下する。また、道徳心に関しても劣る。

②民主型の親の子供
 自立心が高く自信があり、不安が少ない。失敗しても立ち直れる。社会的能力が高い。

③消極・受け身型の親の子供
 自己評価が高いが、衝動的で、嗜好的なものに「依存」しやすい。
 学校などでトラブルに巻き込まれやすい。

④無関心な親の子供
 非行に走りやすい。

4つのスタイルのどれかにピタリ当てはまるか?

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 さて、上記に「4つの子育てスタイル」を紹介しましたが、みなさんはどれに当てはまるでしょうか?

 私は、このどれかにピシッと別れるというより、親だって人間だから、「優しく甘やかす日」や「厳しく怒鳴ってしまった日」があってしかりなんじゃないかと思います。

 (そりゃあもちろん一貫したほうがいいのかもしれませんが…w)

 けど子供だってある程度の年齢になれば「今日の母ちゃんはイライラしてんな」とか、「父ちゃんやけに気前いいけど、なんかあったのか?」と、気分というのは日によってムラがあることくらいわかります。

 また、子供の方にだって、「やけに聞き分けのいい日」や、「全然きかんちんの日」がありますから、その時によって接し方のスタイルは変わるでしょう。

 おもちゃの取り合いで、お友達を突き飛ばした我が子相手に、「これからルールについて話し合おう」なんて共感している余裕がありましょうかw
 まず、「なにやってんの!!あやまりなさい!!」と、子供に共感する間もなく言ってしまうのが親です。

 そんな時はあとから、「おもちゃ使いたかったんだね。」「そういう時、お友達とどうすれば上手く遊べるか考えよう。」と話せばいいだけです。

あなたはどのスタイル?簡単チェック

チェック用紙画像

 親だって気分があるのだから一貫しなくてもよいと上記で述べましたが、自分はどの傾向があるのか知っておくことは大切だと思います!

 それによって、親としての自分を見つめ直したり、いきすぎた場合に反省したりすることができます。

 以下に質問テストがありますので、それぞれの項目を

「かなり当てはまるー5点
「当てはまるー4点
「あまり当てはまらないー3点
「当てはまらないー2点
「まったく当てはまらないー1点

 の、5段階評価で採点してみて、4つのうちで「点数の合計が高い項目」が、親としてのあなたの基本スタイルとなります。

 独裁・支配型の親
a. 子供に対し怒りを爆発させ、怒鳴る。
b. どうして?と聞かれると、「どうしてもこうしてもない!親の言うことを聞きなさい!」などと答える。
c. 親の期待に答えられないと、あからさまに批判する。
d. 親の望まない行為に対し、愛情表現を引っ込めるという形で罰を与える。
e. 好ましくない行為に対し、体罰を与える。


民主型の親
a. 子供が自身の気持ちや考えを表現することを励ます。
b. 親の意見とは違っても、話し合う機会を与える。
c. 動揺していたら、気持ちに寄り添ってやる。
d. リミットやルールの背景を説明し、子供自らが守るよう導く。
e. 何かをして欲しい時は、その子自身の意向や気持ちを考慮する。
f. 親が子供に期待することの理由を説明する。
g. 一緒に楽しむ時を持つ。


消極・受け身型の親
a. 駄々をこねたり泣き出すと、言い分どおりにする。
b. 好ましくないことをしても、機嫌を損ねるような口出しをしたくない。
c. 少しでも嫌がるならば、すぐに止めさせる。
d. いつも笑顔でいて欲しい。


 無関心な親
e. 子供がいてもいなくても生活は何も変わらないと思う。
f. 子供は自分のことは全て自分でするものと思う。
g. 自分のことで頭がいっぱいで、子供について思う余裕がない。

引用元:https://allabout.co.jp/gm/gc/451504/2/

 いかがでしたか?

 どれかのタイプってぴったり当てはまるとは思わないと、先ほども書きましたが、次項からは、各タイプの優越は存在するのかについて、考察していきます。

 「このスタイルこそ子育ての正解だ!」というタイプは存在するのでしょうか?

どのスタイルが良い悪いの優越はあるのか?

 まず誰でもわかりますが、基本的に「無関心」がもっともダメなのはわかるでしょうw

 では、他の3つ「独裁・支配型」「民主型」「消極・受け身型」の3つには、どれが良い・悪いの優越はあるのでしょうか?

 一見すると、先にも述べた「自立心が高く自信があり、不安が少ない。失敗しても立ち直れる。社会的能力が高い。」という、良い事づくしの「民主型」が最強でしょう。

 子供のしつけについて検索しても、最近のトレンドは「子供の気持ちに寄り添う」「叱らない子育て」「共感型育児」「脅す叱り方はダメ」など、「民主型の親」になることを後押しする記事であふれています。

民主型が悪い場合も、独裁が良い場合もある。

ライオン画像

 「新米パパママにとって、最もわかりやすい1冊」「これからの子育ての新基準」と評された「いまの科学で「絶対にいい!」と断言できる最高の子育てベスト55」を書いたトレーシー・カチロー氏は、本書の中で「民主型の親」であることの難しさと、子供に合わせたスタイルの選択について以下のように述べています。

 民主型の子育てを適応できるのは、「協力的で、自己主張もしっかりできる子供」。
 衝動的で反抗的な子供には、かえって「独裁・支配型」よりのスタイルが合う。
 内気で心配性で怖がりな子供には、「消極・受け身型」よりで、優しく導いてやる。

 また、民主型子育ての難しさについて

 民主型は、時間がかかり、労力もかかり、忍耐力がないとできない。
 失敗を覚悟して臨む必要がある。失敗しても失敗しても次回トライする気持ちが必要。
 短期な性格では無理。また、周りに手本がいなければどうやっていいのかわからず、実践するのが難しい。
 パパやママ自身が、親にどのように教育されてきたかの影響も受ける。

 と、語っています。

研究では「民主型」にメリットが多いのも事実

遊ぶ子供画像

 これまで50年近くに及ぶ、「心理学」や「人類学」の研究の積み重ねの中で、

 ・「自立心が強い」
 ・「自信がある」
 ・「社会的能力が高い」
 ・「不安が少ない」
 ・「落ち込みにくい」

 このような特徴を持ち合わせた子供に育ちやすいのは、やはり「民主型子育て」だとわかっているそうです。それは、どこの国であっても普遍的に見られる結果だそう。

 もちろん「親の子育て」だけで、子供の未来の姿を確証させる。
 とするのは、誤解が生じます。親が子供に与える影響には限りがあるからです。

 前出のトレーシー・カチロー氏も、本の中で

 親が子供に与える影響は20〜50%と言われている。
 他に、「遺伝」「友人」「文化」「教師」「祖父母」「部活などのコーチ」などからも影響を受ける。
 けど、親だってできる限りの努力はしたいもの。

 と、語っています。

民主型子育てを意識する際のポイント

ルール文字画像

 完全に民主型子育てに徹しなくても、自分の子供が民主型子育てに合ってなくても、まずは日常で簡単に取り入れられるポイントから1つ1つ実践していくのは良いことだと思います。

 子供だって一人の立派な人間です。親の一存だけで、全てを決定されたり、逆に何も関わりなくほっておかれたりするのは、精神衛生上あまり良いことには感じません。

 そこで、子供と「していいこと」と「いけないこと」の境界線を「家族のルール」として作ることが有効だと言われています。

 ポイントは4つ!

①明確で「ブレないルール」をもつ
②ルールの理由をしっかり説明する
③ルールを「守る」のを手伝ってあげる
④ルールを「一緒」に作る

 です!

 「民主型のスタイル」を主としつつも、絶対譲れないルールには「独裁・支配的スタイル」を取り入れるイメージでしょう。
 これなら、両方のスタイルのいいとこどりができそうですw

まとめ

まとめの画像

 今回は子育て・しつけに関して、親の4つのスタイルについて紹介しました。

 「子育てに正解はない」は月並みな表現ですが、私も大賛成です。

 ただし、正解はないからこそ、あの手この手で「より良い方法とはなにか?」を模索し、検証していくのも、親の使命だと感じています。

 本当に知るべきは
 「子供の上手なしつけかた」ではなく、
 「我が子との上手な付き合いかた」だと思っています。

 ただし、その「上手な付き合いかた」を考えるときに、材料(研究結果や一般論)が多いほうが、色々な可能性や方法論が浮かんできて、それを我が子に有効になるよう、アレンジすることができるのでしょう。

 みなさんは、4つのスタイルのうち「どの親のタイプ」で、それは子供に有効なのか…?
 ご意見やご感想いただけると嬉しいです!


おまけの小話
 我が家は基本的に、民主型だと自負しています。周りの親御さんを見ていても、今回の記事のような話を知ってか知らずか、「頭ごなしに叱る」ような親は減っているか、ほとんどいないように感じます(家の中ではどうか知りませんw)。
 ただ、「民主型」と「消極型」を履き違えているのでは?という親御さんも時折見かけます。「民主型」とは、子供が何をしてもニコニコ叱らず見守るわけではありません。
 先日コーチャンフォーへ行くと、母親同士で世間話しに夢中になり、子供が売り物の本を雑多に読み漁って、時折落としたり、ページを曲げてしまっても、注意してない親を見かけました(この日に限らず結構多いパターン)。
 話し終わって帰る時に「元に戻しなさいよ〜」とか言って、親がちゃちゃっと”一応の”整頓したりとかして。
 「ちゃんと戻そうね」の前に、図書館じゃないんだから、ぐちゃぐちゃ本で遊んでいる時点で「強制的」にでも止めさせろよ!と思ってしまいます…。
 近年トレンドの「子供の意思を尊重」するスタイルが、過度な勘違いを生んでいる現実もあるのかな?と勘ぐってしまう今日この頃です。

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4歳のおしゃべり長女&0歳のおしゃぶり長男の父。元々根暗なゲーマー。子供が産まれ一念発起しイクメンに(なりきれてない)。現在「育休中」。一人悶々考えるのが好き。時折それを妻に話すも対して相手にされないのでブログで綴るw ペコパパについて詳細
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