幼児期からできる!自制心の鍛え方

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皆さんはダイエットや禁煙など、自分で決めた目標を達成するための「自己管理」は得意なほうでしょうか?

「夏までにお腹を引き締めようと運動はじめたけど、なかなか続かないわぁ..」
「禁煙は3日で終わっちゃったなぁ…w」
など、目標を立てても、継続するってなかなか難しいですよね。

当ブログは「子供向け育児ネタ」などを主に扱っていますが、今回紹介する、「自制心の鍛え方」は、子供のみならず、大人も使えます。

また、「自制心」というスキルは、子供の将来を考える上で「IQ以上に重要」とされているスキルで、その測定から将来の成功者を予測する研究があるくらいです。

子供の将来にIQより重要とされる「2つのスキル」
  以前「幼児期の教育」が将来を決める科学的根拠という記事で、「ヘックマン教授らのペリー幼稚園プログラムの研究」から以下のような事がわか...

ウォルター・ミシェル氏がスタンフォード大学で行なったその研究・調査は、「人間の行動に関して最も成功した研究」と言われるほどです。

以下から、実験の概要や、「自制心の鍛え方」について、ご紹介していきたいと思います!

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マシュマロを我慢すれば将来成功できる?

前述した、「人間の行動に関して最も成功した研究」とは、「マシュマロ・テスト」なる、ちょっとふざけた名前の実験です。
こんなふざけた名前の実験が、「最も成功した実験」と呼ばれているなんて、にわかには信じがたいですよねw

以下、シンプルなのに強烈な研究結果を示した実験を、簡単にまとめました!

マシュマロ・テスト
・子供にマショマロを1つ差し出し、実験者が外出している間、食べるのを待つよう指示する。
・待っていられたらもう一つマシュマロをもらえる(15分間)。
※子供は待たされる時間について知らされていない。
※子供が待つ部屋は、気を紛らわせるようなものは置いていない
テストの結果
我慢できた子供は3分の1。
・3分の2はマシュマロを我慢できなかった
・食べなかった3分の1の子供たちを追跡調査すると、SAT(米国の大学入試試験)のスコアが高かった。
・実験に参加した子供の脳を撮影した結果、腹側線条体と前頭前皮質という、「集中力」を司る脳領域に、優越の差が見つかった。
・わざと「食べたグループ」「我慢したグループ」で集めて課題を行わせると、「我慢グループ」の方が、周囲から優秀と評価された。
※さらに、幼児期の自制心の傾向は、大人になってからも生涯続いていくことも追跡調査でわかっている。

これがマシュマロ・テストの概要です!

実験者ウォルター・ミシェルは、

「幼児期においてのIQより、「自制心の強さ」のほうが将来の成功に大きく影響する」

と結論づけました。

怖いのは、幼少期の「自制心」が、生涯にわたって人生を左右するという事実です。

しかし、大丈夫!この能力は意識すれば鍛えられることもわかっているのです。

自制心の鍛え方

「がまんしましょう」

「ひたすらがまんしましょう!」

…これでは「え?」ですよねw「がまんできるならしとるわ!」という話です。

特に子供は我慢が苦手です。私自身、昔はよく、買って欲しいゲームの前で地団駄踏んだり、好きなもの食べ過ぎで太ったり、親を困らせました。

親になった今、カプセルのガチャガチャ前で大泣きして動かない我が娘を見て、「あー、うちの親もこんな大変だったのか。」と、反省する日々です。

でも、マシュマロテストの結果を見たって、それが普通とも言えます。
たった15分我慢すれば、マシュマロが2個になるのに、3分の2の子供はさっさと食べてしまうのですからw

ではどうすれば、3分の1の我慢強い子になれるのか、以下にまとめいきます。

ホットシステムとクールシステム

 

 いきなり、普段聞かない、とっつきにくい単語が出てきました..w
けど、意味は難しくないし、重要なキーワードなので、以下を参照してください。

ホットシステム
感情にまかせて衝動的な行動に走るシステム
クールシステム
冷静に自分を客観視し、長期的視野で物事を考えるシステム

 
暴走しながら、立ち止まる!なんてできない様に、「ホットシステム」と「クールシステム」は、「どちらかが働いているとどちらかは弱まる」のだそう。
 
これらをコントロールできるか?が鍵となるわけです。

自制心がどちらのシステムに依存するかは、言わずもがなですね。

つまり、自分の頭の中にある「クールシステム」を使いこなすことが、幼少期に身に付けたいスキルというわけです!

大人でもそうだけど、「冷静になれよ!」ということですね。

ストレスに弱い「クールシステム」

 

クールシステム」は脳でいうと前頭葉の機能

前頭葉
・人間を人間たらしめている最重要部位。
・前頭葉の働きが弱い人は犯罪に走りやすいというデータもある。

前頭葉は、人間しか大きく発達しておらず、脳の歴史的にも新しい部類です。

そのため、人間自身うまく使いこなせていないのか、すごい軽めのストレスでも、働きが弱まっちゃうようです…。

極限の状態になれば、どんな善人でも簡単に強盗・略奪・万引きなどに走ってしまうように、前頭葉は人間を理性的にし、人間らしくしてくれるが、コントロールが難しく、ストレス化ではすぐ暴走しちゃう。

頼れるのか、頼れないのかよくわからないやつですw

口うるさい親の子供はクールシステムの働きが弱い

 
さぁ、小さいお子さんのいる親御さんは、自分の胸に手を当て、普段のしつけを思い返しましょう。

「過干渉や命令口調で支配的なしつけをしちゃってるなぁ..」と、いう親御さんは、明日から、できるだけやめましょうw

私もやめます(ついつい…ね)。

研究者のウォルターミシェル本人曰く、

「自主性を重んじ、自然と子供の問題解決を導いてやることで、自制心を養える。」

らしいです。わかっちゃいるけど、難しいのですがね…w 

どうにもしつけの時怒りすぎてしまう…という方は、以下のしつけ関連記事も読んでみてください!

「恐怖しつけは子供に悪影響」の記事を見て「なまはげ」に思いを馳せる。
「子供を恐怖でしつけると犯罪者になる」衝撃の研究結果だが、秋田県の「なまはげ」はどうなるのだ?
子供の「しつけスタイル」に正解はあるのか?
しつけ方には4種類あり、内1種類が子供の成長に良いと判明している。あなたはどんなしつけをしていますか?

誘惑対象の評価・イメージを変えよう

マシュマロという誘惑に対し「私いまめっちゃ甘いもの欲しかったの!あーなんて美味しそうなんでしょう。」と評価してしまうと、「ホットシステム」に飲み込まれます。
そうではなく、「これはマシュマロではない。空に漂うフワフワの雲だ。」と対象への評価(イメージ)を変えましょう。

マジで?という感じですが、要するに暗示みたいなものですよね。実験参加者の子供にも、この手の手法を使った子供がいるそうです。

 ①暗示を繰り返すことで
 ②前頭葉の活性化につながり
 ③前頭葉はクールシステムを司るから
 ④自然とホットシステムが冷まされる

という、華麗なコンボ技ですw

誘惑に打ち勝つ「イフゼンプラン」という考え方

 
またまた、とっつきにくい言葉がでてきましたので、簡単用語解説!

イフゼンプラン
【XだったらYをする】とプランを立てる行動様式。
・もしチョコレートが欲しくなったら、ガムを噛む。
・もしイライラが止まらなくなったら、20回スクワットする。
・10分だけスマホチェックしたら、家の掃除にとりかかる。

イフゼンプランはビジネスマンなどにも人気の文句のようですね。

「ダイエット」「感情コントロール」「後でやろう癖」など多種多様な100件以上の研究で、効果が立証されているそう。

確かに、使いこなせれば、これまでの自分とさよならできる、「魔法のプラン」ですね。

親子で練習・訓練・チャレンジしてみるのも、面白いかなと思ったりしました!

私自身も子供に「自制心自制心!」という前に、自分がどうなのよって感じなのでw

意識しにくいことを繰り返し意識する


こちらは、「学力の経済学」に書いてあった方法です!同書は2016年のビジネス書大賞を受賞しています。

教育経済学者:中室牧子氏は本書の中で

・親が繰り返し根気強く「ご飯中は背筋を伸ばしなさい」と教える。
・それを忠実に実行できた子供は、成績が良いという研究結果がある。
・背筋が伸びたら学力が向上するのではない。
・意識しにくいことを、常にセルフモニタリングし、姿勢が悪くなるのを我慢し、最終的には自然と姿勢が良いという状態にまで持っていく過程そのものが、自制心のトレーニング

と、紹介している。これなら小さいお子さんでも明日からでも始められそうです。

「服を脱いだ時、ひっくり返しになったシャツやズボンは、必ず元に戻して洗濯しやすいようにしてカゴにいれなさい!」

とかでもいいかもしれないですね!

そして最後は「熱くなれる目標!」

 

ここまでクールシステムを使いこなすことが主眼でした。
 
そろそろホットシステム「じゃあ俺様の存在価値はなんやねん!出番まだかいな!」と言い出しそうです。自制心を鍛える方法、最後は「熱い目標、ゴールを持つ」です。

例えば、「どうしても開明したい謎が俺にはあるんだ!」とか、「どうしても落としたい彼がいるのよ!」とか、「熱い目標」があれば、そのために勉強したり、ダイエットしてスタイルを整えることが苦じゃなくなったりしますよね。

目標達成には、「遊びよりも勉強を優先させなきゃいけない日」があるかもしれません。
「スタイルを良くするため、我慢しなければいけない食べ物」があるかもしれません。

そういう時はクールシステムで上手に自制心を働かせ、かたやホットシステムで熱い目標を失わないでいる。
 
これができたら、確かにどんなことでも成功できそうだし、我が子にも(自分も)こうあってほしいと思うのが親心ですよね。

まとめ

将来の成功にかかせない、IQより大事と言われる「自制心」と「やり抜く力(グリット)」のうち、今回は「自制心」に着目し、紹介してきました。
グリットの鍛え方については本記事の最後「合わせて読みたいのコ〜ナ〜」にリンク貼っていますのでよろしければどうぞ!

自制心の鍛え方についてまとめると、

チェック 欲望対象から気をそらす訓練
チェック 「XならYする!」と、シンプルな法則で行動する。
チェック 意識しにくいことを意識的に制御する訓練をする。
チェック 「熱い目標、達成したいゴール」は意識し続ける。

上3つの”冷静”になれるクールシステムを反復して鍛えつつ、4つ目の“熱い目標”を傍らで意識し続け、ホットシステムも鍛えると!

今回の話は自分自身の戒めにもなりそうです…w

早速、育児や家事でイライラしてきたら有村架純を5秒間思い出すという、イフゼンプランを明日から使って見たいと思います。


peco★papaのおまけの小話
夏休みの宿題は毎日少しづつやるのが一番楽なんです。最終日近くに全部やるなんて地獄です。しかし子供は、かくも誘惑に弱い生き物w毎日ゲームや遊びに興じてしまい、最後に泣く羽目になるのが私自身恒例でした。「毎日朝9時がきたら宿題を一枚終わらす」など、イフゼンプランを使ったり、「どうしてもゲームがしたいけど、今しても、きっとレアアイテムは手に入らない。」など対象の評価を誤魔化したり、「海水浴に向けて宿題を片付けて、気兼ねなく海を満喫する!」と、熱い目標を持ったりすると効率よくやれるかも?

関連書籍画像

★本文の中でも紹介した「イフゼンプラン」に関する一番有名な本!「明日あろうは馬鹿野郎」を変えたい人におすすめの一冊。

★自制心の鍛え方や、自制心が大切だと言われるようになった研究や背景をもっと知れる一冊!結論までちょっと長いけど、為になる一冊ですw


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合わせて読みたいのコ〜ナ〜

★グリット(やり抜く力)の鍛え方の記事はこちら!
幼児期からできる!グリット(やり抜く力)の鍛え方

★グリットや自制心が何故IQより大事かわかる記事2つ!
子供の将来にIQより重要とされる「2つのスキル」

「幼児期の教育」が将来を決める科学的根拠

★ここ日本でも、時期学習要領でついに非認知能力(自制心やグリッドなど)を重要視すると発表がありました!
次期学校指導要領でもIQより重要視される「非認知能力」とは?

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4歳のおしゃべり長女&0歳のおしゃぶり長男の父。元々根暗なゲーマー。子供が産まれ一念発起しイクメンに(なりきれてない)。現在「育休中」。一人悶々考えるのが好き。時折それを妻に話すも対して相手にされないのでブログで綴るw ペコパパについて詳細
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