「佐藤ママ」4人目の長女「ドライヤー最中も勉強」壮絶な母娘の受験

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勉強する子とママ画像

photo by Vive La Palestina

 先日「週間朝日」の記事に、佐藤ママの「4人目の長女」が「東大理Ⅲに合格」した件についての、インタビュー記事が掲載されていた。
 私は以前、佐藤ママの壮絶な教育方針や、徹底的な勉強法について書いた。

<a href=”http://think-papa.com/satou-mama/”>http://think-papa.com/satou-mama/</a>

 そして、アスリートが小さい頃からスポーツを親子二人三脚で頑張る姿は涙を誘うのに、勉強に対して同じことをすると、「親のエゴ」「強制されてかわいそう」と批判的意見が相次ぐことへの疑問を述べた。

 今回週間朝日で、母と末っ子の娘さんのエピソードに関し、佐藤ママ本人から語られたものが掲載されたわけだが、やはり壮絶だw

 完結に言うと、「男である3人の息子」と「女である娘」の違いや、他の兄弟と「違うタイプの性格」で、既存の佐藤ママメソッドを受け入れない娘に、苛立って対立したエピソードなどが綴られたいた。

 今回はその掲載記事を読んで、改めて「佐藤ママの育児方針」に関して感じたことを述べて行きたいと思います。

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お風呂や髪の手入れに時間をかける娘に苛立つ佐藤ママ

ドライヤー画像

 4人目は女の子ということもあり、これまで男の子の受験サポートでは感じなかった苦労が多々あったようだが、そのうちの一つが「身だしなみ」に関することらしい。
 確かに、私も男目線から、妻の身支度には(言わないけど)イライラすることは多々ある…w

 佐藤ママの3人の息子さんは、ドライヤーなど5分で済まし、すぐに勉強に向かうことができたらしいのだが、娘さんは違った。

 なんとお風呂で40分、上がってからの髪の手入れで40分かかるというのだw

 うーん…これは受験生の親でなくても、ちょっとイライラしてしまいそうですw
 だって風呂も洗面台もその間独占されるんだから、こちらの予定も狂ってきてしまいますからね。

 しかし、ここからが佐藤ママのすごいところ。
 なんと、娘さんと一緒にお風呂にはいり、髪を洗い、背中も流し、その間に受験対策について語り、上がってからドライヤーをかける作業も佐藤ママが実施し、その間に娘は問題集を解いていたそう。

 すごすぎる…w

 真似できないようなことをやってのけているからこそ、真似できないような結果を残せているのだと思ってしまうエピソードです。

風呂やドライヤーの世話をしてまで勉強させるのは異常か?

怒るママ画像

 そして、こういった極端なエピソードはまた「過保護」「異常」「押し付けがましい」という意見が噴出するに違いないエピソードのひとつだと思います。

 しかし、佐藤ママの「意図」を聞くと、やはりというか、流石というか、関心してしまう側面もある。

 それは、最初は娘の風呂と髪の手入れに、「もっと早くしなさい」とイライラしていたのだが、娘が「髪の調子がいいと気分も上がって、勉強も頑張れる。」と言ったことから、時間の短縮は諦め、代わりに上記に書いたような、母がドライヤーしている時に娘が問題を解くというスタイルを編み出したのだそう。

 普通なら、お風呂やドライヤーを短くすることをしつこく言い続けて、親への反発心を煽ってしまい、確執が生まれる…みたいな流れになるだろう。

 そこに関する、「ここで強制しても得策ではない」という嗅覚と、「でもやってほしいことがある場合どうしたらいいか」という作戦と、「それを親の労力を惜しまず実行する」という並外れた行動力と、どれをとっても感服だ。

 佐藤ママといえば、子供に「分刻み」のスケジュール管理をさせるメソッドもメディアなどで賛否両論ある。そのような方針の中、風呂とドライヤーで80分かけるなんて、受け入れ難かったと思う。

 しかし、結果的に、娘の髪へのこだわりを汲みつつも、かける時間はさほど変えずに、勉強する時間を生み出してしまったのだから凄い。

 子供から反発を受けず、佐藤ママがここまでやってこれたのは、「自分はこれをやれと言いたい!」と言うだけの「教育鬼ママ」ではなく、子供の思いを臨機応変に組みながら文字通り「二人三脚」でやるスタイルにあるのだろう。
 ここまで子育てにコミットできる親は、世の中にどれだけいるのだろうと思わされてしまう。
 別にそれが受験勉強だけではなく、プロスポーツ選手を目指す子供に対してもそうだ。

兄達の合格メソッドに反発する娘に初めてキレたママ

怒る母画像

 以前の記事でも紹介したが、佐藤ママは子供を感情的に叱るようなことを極力しない。
 「冷静に淡々と口調を変えずに対応する」というのが、佐藤ママの書籍でも紹介されているメソッドの一つでもある(それはそれで怖いが)。

 ところが、そのメソッドを自分で破ってしまうほど、娘に苛立ちを覚えたエピソードがあったことも、記事の中で紹介されていた。

 それは、娘が夏期講習に通いたいと言ったことから始まったそうだ。
 一般の親御さんからみたら「?」が浮かぶ。夏期講習に行きたいといってキレるってどうゆうことだろう?と。
 私は親に「夏期講習に行きたい」などと一度も口にしたことがないので、私が中学校のころにそんなことを口走れば、喜んで行かせてくれただろうw
 佐藤ママの考えはこうだ。

 成績がまだ十分ではない子は、夏期講習でインプットをたくさんやる必要があるが、ある程度の成績を取っている子は、インプットの量を増やすより、その間に予備校の東大過去問集を解く「アウトプット量」を増やすことが得策ということ。

 ところが高三の夏休み、娘は夏期講習に行くといって聞かなかったのだ。
 その上、佐藤ママに対して「3人の兄は、お母さんのやり方でたまたま上手くいったかもしれないけど、私は(お兄さんたちの通ってた)灘中高でもないし、同じようにはいかないのよ!」と言い放ち、ついにキレた佐藤ママは2日間娘と口をきかない冷戦に陥ったのだった。

 私は、このエピソードに安心感を覚える。すごく共感させられるエピソードだ。

 それは、「兄達とは違う、自分には自分の考えがある、お母さんの言うことだけ聞きたくない」という、娘さんの心の葛藤が見えるエピソードだからだ。

 メディアで悪く言われている、いわば「洗脳」めいた育児なら、たぶんもっと感情なきマシーンのごとく、母親の言われた通りに、動く子供に仕上がっているはずなのだ。

 ここで自分の気持ちを母親にぶつけられるというのは、関係性としてはむしろ健全で、ぶっ飛んだ勉強法だけが取り上げられがちな「佐藤ママファミリー」において、普通の一般家庭や、普通の母と子と同じ「悩みや問題に葛藤している」姿が思い浮かぶ。
 それゆえ、このエピソードは、なんだか「ほっ」とさせられるのだw

 しかも、この後の対処がまた凄い。どうやってその2日間口も聞かずの冷戦を乗り越えたのか?
 それは、東大にいる3人の兄からの、妹に対する電話だった。

3人の兄は「母には苛立つかもしれないが正しい」と妹を説得した

兄弟画像

photo by Stephanie |Anabelrose Photography|

 佐藤ママは娘との状況を3人の兄達に相談した。すると兄たちは代わる代わる妹に電話をかけ、「母さんには今は苛立つかもしれない。けど、過去問を沢山やっといた方が絶対いい。」と、母親よりの立場をとりつつも、佐藤ママに対しては「2日間だけでも夏期講習にいかしてあげては?」と提案したのだ。

 そうして、冷戦を乗り越えた母と娘。

 結果、高三の夏の3回の模試と、秋の3回の模試で、娘さんはA判定をとり、娘さんは「あー!死ぬほど模試の過去問やってよかったー!!」と本番のテストへの自信を大いにつけ、母は「でしょー!!」と娘と喜び合ったという。

 なんかもうこの家族がチームとして出来過ぎてて、漫画のエピソードみたいですね…w

佐藤ママの息子達は苛立ちながらも同じ目標へ向かって努力していた?

母と息子画像

 この記事は佐藤ママの娘さんに関して主に書いているが、上記のエピソードで改めて「息子さん」の発言に着目すると、また面白い事実が見えてくる。
 それは「母さんには苛立つかもしれないけど、過去問は沢山解いておくべきだ。」とアドバイスした部分だ。

 ここでまた、世間の「洗脳されて勉強させられた子供可哀想説」を引き合いに出す。
 もし本当に息子さん達が、世間がいうように、母親に洗脳された人物ならまず「母さんには苛立つかもしれない」とは言わないだろうw

 そして、苛立つかもしれないけど、なおも従ったほうがいいと言えるのは、自ら望んで「信頼している証し」であり、それによって得た自分の状況や、歩んできた道を否定していないということになる。

 そもそも、「母親に勉強を強要された!」と、恨みつらみがあるなら、わざわざ母と娘の危機に電話で応対してくれないだろう。
 むしろ、「勉強ばっかやらせてるから自業自得だ!」と様を見ろ感覚でもおかしくない。

 そうなっていないことが、佐藤ママの子育てが、「親への信頼」を失わず上手に行われてきたことを、物語っているように思う。

体力のなかった娘を気遣った佐藤ママ

勉強疲れ画像

 佐藤ママの息子さん達は、高一あたりから塾に通いつつも、高三まで野球・サッカー・卓球など、それぞれがスポーツに打ち込みながら、東大受験を成功させた。

 ところが、娘さんの場合はそう上手くはいかなかったらしい。

 佐藤ママ曰く、娘さんはのんびりした性格で、体力がないため、兄達のように高校からの生活に詰め込みすぎないよう、計画的に「中学1年」から塾通いをスタートしたのだそう。

 そして高校2年の2月、勉強に本腰をいれだした辺りから、娘の体調が急激に悪化したというエピソードが記事中で語られていた。

 高校3年になった4月にはほとんど学校に通えない日が続き、佐藤ママは命の方が大切」「今年の受験はあきらめて、来年にしてもいいと決心した」と語っている。

 娘さんの症状は病院で「急性リンパ節炎」と診断され、首の辺りを3cmほど切除したいと医師からいわれたそうだ。

 ところが、娘さんは「首に傷つくのは嫌。」と拒み、薬で徐々に直して行く方針になった。

 佐藤ママはその意向を汲み、薬での治療と、十分な休養を娘さんに与えたと言う。
 その介抱の結果か、一ヶ月後の5月には熱も治り、学校へいけたということだ。

 これもまた、とても「人間性」の見えるエピソードだ。

 佐藤ママはもはや世間では「子供を3人も最難関大学に入学させたママ」だ。
 そのママの娘のプレッシャーは相当なものだったと思われる。体調の崩れが、そのせいなのかはわからないが、そこが重要なのではない。

 佐藤ママはちゃんと母として娘の特性を考えて、兄達より早く塾に通わしたり、病気になればしっかり休ませることもしている。

 それどころか、佐藤ママの最大の目標、受験で合格することすら、先延ばしにして、「娘の命」を優先している。

 「当たり前のことだろ!」と思うかもしれないが、世間で言われている「子供を洗脳して勉強させるママ」「子供を自己の承認欲求を満たす道具にしている」というイメージからはかけ離れているので、あえて書かせてもらった。

 リンパ節炎が軽快した後も、娘には1日9時間〜10時間の睡眠を確保するように勤めたと述べている。息子さんの時は7時間〜8時間だったというのだから、これも長女に合わせた特別な配慮と言えるだろう。

 佐藤ママは単に「決めたルールを押し付ける」だけではなく、その子その子によく目を見張り、気遣いながら共に努力しているのだろうと感じる。

 佐藤ママの書籍の中でも、「育児書や指南本に振り回されすぎるな」「自分の子の特性を見極めて介入する」という旨が語られている。

まとめ

東大画像

 さて、いろいろなエピソードを私感も含めて紹介してきたが、私は別に佐藤ママの「回し者」でも「信者」でもなんでもないw
 自己弁明のために「息子や娘本人が書いてるんじゃないの!?」なんて思われたら以ての外。

 彼らはこんな稚拙な文章書かないだろうw

 私がこんな記事を書くのは一重に、「世間のバッシングが気に入らない」という思いで、これは一おじさんの趣味レベルの記事です。

 前回(http://think-papa.com/satou-mama/)こちらの記事で書いたように、親子二人三脚で、イチローにつきっきりで野球を教えたチチローは、感動スポ根エピソードになり、片やつきっきりで勉強をサポートし、4人も東大理Ⅲに合格させた母親は、「傲慢チキな洗脳マザー」「子供は母親の言いなりマシーン」と言われる風潮が嫌いなだけなのです。

 もちろん、人それぞれみんな「価値観」に基づいて、あらゆる情報を自分なりに解釈するわけだから、私が書いたことも受け入れられないかたも多々いると思う。
 それでも私は、スポーツを頑張る親子だけじゃなく、勉強に熱を入れる親子も、「同じように賞賛される」世の中にならないものかなぁ…という希望を込めて、この記事を投稿します。

 最後まで読んでくださり、ありがとうございました!


おまけの小話
 佐藤ママのエピソードは好きだが、我が家は受験を目指すスタイルの子育てではない。どちらかというと、好きなことは自分で見つけて取り組んでいければというタイプだ。
 「親がレールを敷く子育て」と「子供が自ら歩む道を見つける子育て」は、どちらが良いかでよく議論がされるが、この議論に意味はない。
 根底にある「価値観」が違うのだから、両者どれだけ熱弁を振るおうと相容れないのだ。
 お昼の番組で、子供の自主性を主張する尾木ママと、子供を管理するスタイルの佐藤ママが徹底好戦したのは有名な話だ。
 大事なのは、どちらにしろ「子供が納得していること」ではないだろうか。
 「自由に自立を!」と育てられたお子さんだって「もっと親に助けて欲しかった」と大人になって思っていれば、「見捨てられ感」が育まれたのかもしれないし。
 逆に「私の言う通りに!」と育てられたお子さんだって「もっと自由にしたかった」と思えば失敗かもしれない。
 親は子の特性を把握しつつ、その子に合わせた子育てスタイルを見つける必要があるんですね。かつ、大事なのはそのスタイルを子供も受け入れていること。
 世間が受け入れているかは関係ないでしょうw世間にむけて子育てしているんじゃないですから。
 いずれにしても、「子育てに手抜きはできない」ですね(結構しちゃってるけど…)!w

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4歳のおしゃべり長女&0歳のおしゃぶり長男の父。元々根暗なゲーマー。子供が産まれ一念発起しイクメンに(なりきれてない)。現在「育休中」。一人悶々考えるのが好き。時折それを妻に話すも対して相手にされないのでブログで綴るw ペコパパについて詳細
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