「ヒミツのここたま」が子供向けアニメとして良コンテンツ過ぎる件

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 先日4月3日の新学期一発目から、長女(4歳)がインフルで一週間の家庭療養を通告された件について書きました。

新学期早々インフルに。第二子が産まれる日もインフルだった事を思い出す。
インフルよ。またお前か。  はい。今年は4月3日が月曜日でしたね。  新学期を迎えられた方々おめでとうございます。  うちも今日...

 一週間も自宅療養となると、流石に暇を持て余すし、高熱が出ていると元気に遊ぶわけにもいかず、GEOへ車を走らせ子供向けのアニメを一本借りてきたんです。

 それが「ヒミツのここたま」

 別にこのアニメのおもちゃを持っているわけでもなく、長女が気に入っているキャラクターだからとかではなく、なんとなく手にとって、なんとなく裏面のあらすじを見て借りてきたわけですが、これが意外や意外に

超優良コンテンツ過ぎる!

 いや、もっと早く見せておけばよかったってくらい。

 その理由を今回は綴っていきます!

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テーマは物を大事にする心

おもちゃと子画像

 まず、感想を織り交ぜつつ、簡単なあらすじを紹介します!

 小学校5年生のこころちゃんという女の子の主人公は、「ものにはみんな魂がある」と、おばあちゃんに言い聞かされ育っています。
 その言葉を忘れず、こころちゃんは「物を大事に使っています」

 なんかこの時点でいいでしょ?
 ちょっと前に、「トイレの神様」って7〜8分あるのに聞いていられる、植村花菜の感動系JPOPがありましたね。
 小3のころからおばあちゃんに、「トイレには神様がいるから、いつも綺麗にしていたらべっぴんさんになれるんやで」って言い聞かされ、それを忠実に守る女の子の話。

 あの心温まるストーリーを彷彿とさせますw

 あらすじの続きを話します!

 こころちゃんは3歳から大事に使っている色鉛筆があって、小学校でクラスメイトから突っ込まれるくらい短いんですw
 けど、先ほどのおばあちゃんの教えを守り、大事に使い続けているんです。

 古くなったら、まだ使えても新しいものに買い換えがちな現代の資本主義社会に、一石を投じるような主人公の姿勢に好感がもてます。

 またまたあらすじの続きいきます!ここからアニメっぽくなります。

 こころちゃんが使っていた色鉛筆に、おばあちゃんが言っていたように魂が宿り、そこから「見習い神様」なるものが「卵の形」で産まれます。それが「ここたま」
 この「ここたま」は、産まれても本来は人目についちゃいけない掟らしいのですが、主人公のこころちゃんに見つかってしまいます。
 そこで、2人は「ヒミツの契約」なるものをして、「ヒミツの友達」になります。

 この、色鉛筆から産まれた「ここたま」なるものが、めっちゃ可愛いですw昔でいったらハム太郎みたいな!外観の第一印象はもろハムスターですw

 そのくせ名前が「ラキラキのたまころの助のみこと」ですからねw

 めっちゃ「和」w

 このアニメのスタッフがどう考えて、このような子供にはとっつきにくいキャラ命名をしたのか、本心はわかりませんが、背景には日本古来からある「物に神が宿る」という宗教観が息づいているように感じます。

物に魂がある。物には神が宿るという思想。

百鬼夜行画像

 ちょっと話が固くなりますが、日本は古来から「九十九神」「八百万の神」のような、ちょっと特殊な宗教観念があります。

 簡単に言ってしまえば、九十九神は「長く使った物に魂が宿る」ということ。漢字で99と書くのは、99年も使えば物にも魂が宿るという意味なんですね!

 八百万の神は、「自然のありとあらゆるものには神が宿る」ということ。トイレの神とか、台所の神とか、果ては米粒一つにも神がいるとか。

 水木しげるのゲゲゲの鬼太郎に出てくる、「一反木綿」や「ぬりかべ」も、物が魂を持った妖怪です。
 室町時代の百鬼夜行絵巻で、道具が妖怪化して行列をなしている絵画作品も有名です。

 このような日本の宗教観念がこの「ヒミツのここたま」の制作にあたって、参照されたのかどうか定かではないですが、扱っているテーマや、主要キャラの命名が「ラキラキのたまころの助のみこと」とか、わかりやすく古臭い和名であることから、なんらかのオマージュ的なものを感じずにはいられません。

子供は空想の話から学ぶのが得意?

本と子画像

photo by CC0 Public Domain

 このように、日本では古来から扱われてきた「物の神」というテーマが息づく「ここたま」ですが、これがうちの長女の「物に対する姿勢」をすんなり変えてくれましたw

 子供って大人と違って、空想の世界や、目には見えない話から簡単に学んで、行動に移すことができますよね?

 例えば「いい子にしてないとサンタさんが見ていて、プレゼントを持ってきてくれないよ」とか。
 「神様は全部お見通しだから、悪いことしたら天罰がくだるよ」とか、子供は簡単に信じます。

 以前NHKで、「神の存在」に関する番組がやっていたのですが、その中で子供に神を意識させる面白い実験が紹介されていたので、以下に紹介します。(別に私は宗教家ではないですwむしろ無神教ですw)

実験
・子供にダーツのようなゲームをさせ、得点が高ければ高いほど、ご褒美のおやつがたくさんもらえる。そのゲームをする部屋には自分1人しかいない(隠しカメラはある)。
・子供を2つのグループにわけ、片方には、「誰もいないけどこの部屋には妖精がいて、ズルをしたら後でそのことを教えてもらう」と忠告する。もう片方には何も告げない。
結果
・ご想像の通り、「いるはずのない目には見えない妖精」の話をされた子供はほとんどズルをせず、何も言われなかったグループでは、ズルをする子が多かった。

 この実験面白くないですか?

 これ、大人だったら絶対効かないんですよ。信じないですからね。
 ところが子供は、ファンタジーをあっさり受け入れ、それが現実の世界での行動に愚直なまでに影響を与えるんですね。

 先ほどのサンタクロースの話もそうですが、「うさぎとかめ」とか「さるかに合戦」とかそう言ったファンタジーが延々と語り継がれているのも、子供は「ファンタジーから学ぶ姿勢がある」からなんですね。

 うさぎがかめと競争して、まして油断して寝るなんてありえないし、サンタだって実際本物を目にする機会なんてないわけです。それでも、子供は愚直に信じ、現実での行動を統制する姿勢を持っています。

「ここたま」で物の扱いが変わった長女

おもちゃと子画像

 ここまで来たら、どうして私が「ここたまが良コンテンツ過ぎる」と言ったかお分かりでしょうw

 ここたまのDVD第一巻を見ただけで、うちの長女はいとも簡単に「物に魂があって、大事にしなきゃいけない」という姿勢を学んだんですw

 こういう話って、案外親が口すっぱく、「物をなげないの!!!」「おもちゃは大事にしないと逃げてくよ!!!」なんて言い聞かせるより、アニメのような子供ライクなもので見てしまったほうが早いんです。
 私が昔「トイストーリー」を見て、古いおもちゃを粗雑に扱っていたことを反省したのと同じですw

 我が家ではもうひとつ、中川 李枝子の「いやいやえん」という絵本の中の1エピソードを大切にしていて、この話の中で「ぞんざい」に扱われていた保育園のおもちゃが、「もういやだ!」って列をなして園から出て行ってしまうエピソードがあるんですよね。

 ここたまで「大事にしていると神様が宿って、幸せを運んでくれる」というエピソードを学び、いやいやえんで「粗末に扱ったおもちゃはいなくなる」ってエピソードを学んだ長女は、すっかり物の扱いがよくなりましたw

 繰り返しになりますが、ファンタジーから学ぶ姿勢には目を見張るものがあります。

 単純でいじらしい、この時期ならではの学び方です。

まとめ

 たまたまレンタルした「ヒミツのここたま」で、「物に神が宿る」という日本古来の宗教観念から、娘が「物を大切にする心」を学んだ話を今回はお届けしました。

 子供が大きくなるにつれ、このような学び方はできなくなります。目に見えないものを信じなくなりますからね。「そんなことあるわけないじゃん!」みたいな、にくまれ口叩くようになりますw
 そうなると、「物を大事に」ってテーマひとつ教えるにも、小さいうちにファンタジーで簡単に学んだようには、悲しいかないかなくなります。

 よく「テレビを子供に見せるのは悪影響なのでは?」と心配して、子供とTVの距離を取っている親御さんもまだ時折見かけますが、もうそのような考え方は否定されつつあります。
 TVにしろスマホにしろゲームにしろ、「良識なコンテンツ」を選んで、「長くならないよう時間を制限」して、「親子で楽しむ」ことは、まったく悪影響ではないと言われています!

子供のスマホやTVは「悪影響で禁止」はもう古い
子供のスマホやTV利用ルールは設けていますか?世界の新たな「基準」を元に再考してみよう。

 まだファンタジーから学べるお年頃で、「物を大切に扱う心」を持って欲しいと考えている親御さんは、ぜひ見て見てはいかがでしょうか!

※追記(2017/4/29)

ちなみに4/29に劇場版ここたまも映画館で鑑賞してきました!
その感想も興味あるかたは見て見てくださいね!

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4歳のおしゃべり長女&0歳のおしゃぶり長男の父。元々根暗なゲーマー。子供が産まれ一念発起しイクメンに(なりきれてない)。現在「育休中」。一人悶々考えるのが好き。時折それを妻に話すも対して相手にされないのでブログで綴るw ペコパパについて詳細
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