子供の学力や才能は遺伝?行動遺伝学であきらかに。

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photo by Stephanie |Anabelrose Photography|

今回のテーマはずばり、学力や才能は遺伝すべて遺伝で決まってしまうのか?ということです。

「自分の遺伝子に自信ないわぁ」と言う方は、遺伝で決まると言う説は、あまり信じたくないですよねw私もそうです…。

人生は生まれではなく、努力で切り開けるもの。
努力すれば、どんななりたい自分にだってなれる。

けど、こう言った煽り文句は文句で胡散臭い…w

そこで、今回は日本人の9割が知らない遺伝の真実 (SB新書)を参考に、気になる遺伝のお話についてまとめてみたいと思います。

【著者データ】現役の慶應義塾大学文学部教授・教育学博士。行動遺伝学と教育心理学の第一人者『安藤寿康教授』
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努力より遺伝という論調は好まれない

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「努力や環境より、生まれ持った才能でしょ!」なんて言われると、頭の片隅で納得していても、なんだかカチンときますよね。

上記のような論調は一般に毛嫌いされる傾向にあると思います。しかし、本当の所はどうなのか、関心を集める話題でもあります。

私を含め多くの親御さんがは、自分の子供に対し、「凡才であってほしい」「非凡に育ってくれたら」などと最初から願っているわけではないからだと思います。

できることなら、何か一つでも「秀でた才能があってくれたら」「成功者になってくれたら」など、漠然とした期待感を持っていると思います。
(後々、凡用な日々にも小さな幸せが沢山あると納得できるのも人間である、と言う事はここではおいといてw)

しかし、子供の年齢が上がるにつれ、「学校の成績」「部活動」「受験戦争」「習い事」など、様々な環境下で、他の多くのお子さんと切磋琢磨していく中、嫌が応にも立ち位置というのは、見えてくるものです。

そうなったとき初めて、漠然と抱いた期待は、「普通でも見つけられる幸せは沢山ある」という、落とし所へと落ち着いていきます。これはこれでいいと思うのです。

ロードじゃないけど、「なんでもないようなことが〜」という幸せだって沢山あるわけで、世の中の大多数の人は、そういう非凡でも幸福を感じて生きている人達です。

でも、話を戻すと、だからと言って最初から子供の才能に期待せず、努力も良い環境も否定する親もどうかという話ですよね。

子供が「プロ野球選手になりたいから、部活動に打ち込みたい」と言ってきたとき、

「父さんも母さんも運動神経はないから、あなたにもそんな才能はないし、プロになれるのなんてほんの一握り。そんなことよりもっと地に足ついた、普通の幸せを探しなさい。」 

なんていう親は、私はちょっと嫌ですw

じゃあ子供の学力や才能というのは、どの程度が遺伝で決定し、どの程度が努力や環境で伸ばせるのでしょうか。

最新の行動遺伝学の世界では、意外と遺伝的要因が強いということがわかってきているようです。

 意外とでかい?遺伝子の影響の強さ

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先に参考文献として紹介した本の著者、安藤氏は元々、強固な環境論者だったようです。

「才能は生まれつきではない」「人は環境の子なり」をスローガンにし、モンテッソリーやペスタロッチと同様、早期教育をすすめる、スズキメソードに傾倒し、卒業論文のテーマにも選んだほどだったそうです。

そして、「環境によって人間はつくられる」ということを、科学的に証明しようと、大学院へ進学しました。

しかしそこで、行動遺伝学と出会い、

「人間は遺伝子の産物で、顔や形が遺伝子の影響を受けているのと同じように、能力も遺伝の影響を受けているのは当たり前のこと」

と思い直されることとなります。しかもその影響は、安藤氏曰く「思っていたより強かった」と。

「遺伝vs環境。能力への影響力」

パパとママと赤ちゃん画像

以下に、様々な能力について、遺伝と環境の影響がどの程度の割合かを、本書より一部抜粋して紹介します。

  遺伝の影響 環境の影響
IQ 50% 50%
学業成績 60% 40%
性格 30〜50% 50〜70%

これらに関しては、環境と遺伝は半々ともいえるデータですね。

これが多いのか少ないのかは、個人の感じ方にもよるでしょうが、著者は「思った以上に大きな影響力だ」と語っています。

次に様々な才能について以下に一部紹介します。

  遺伝の影響 環境の影響
音楽 90% 10%
執筆 80% 20%
数学 90% 10%
スポーツ 90% 10%
美術 60% 40%
外国語 50% 50%
記憶力 50% 50%
知識力 60% 40%

これらに関しては、やはり「持って生まれてくるのか…」と、痛感させられますw

一方、意外にも英語などは鍛えればなんとかなる気もしてきます。英語に関しては気になることも多いので、以下の記事でもまとめています!

話を戻しますと、遺伝の影響で述べてられている、「環境」とは、「共有型環境」と「非共有型環境」にわかれており、意味合いが複雑です。

簡単に言えば、家族それ以外の環境、どちらが能力に強い影響を及ぼすのか?みたいな話なのです。詳しくは以下の記事でまとめています!

家庭環境は子供の将来に影響力がないー親が子にしてあげられる本当の事ー
こんにちは!皆さんは日々、「どんな親が子供にとって“良い親”なんだろう?」 「子供にとって良い“家庭環境”とはなんだろう?」などなど...

まとめ:遺伝を誤解しないためのポイント

勉強する犬画像

 「才能や学力など、子供の能力が、こんなに遺伝によって決まっているなんて、生まれたときから人生が決まっているようなものじゃないか…勉強も努力も無駄だ…。」

と、がっかりしましたか?それとも、「環境の要因だって0じゃない!努力の余地はある。」と、前向きに捉えたでしょうか。

これは個人のネガポジ度によるかもしれませんね。まぁそのネガポジ度も遺伝により受け継がれたもので、受け継いでくものでもありますけどw

皮肉っぽいことを言うのはやめにして、最後にもう一つ重要なポイントを紹介させてもらいます。

著者も述べていましたが、遺伝子とはスイッチのようなもので、押さなきゃその特性は発揮されず、埋もれたままになるのです。

また、別な遺伝学の本では

「遺伝子情報とは図書館のようなもので、いくらそこに沢山の本、またはその中で自分に合う上質な本が存在していても、手にとって熟読、熟考しなければ意味はなく、開かれない本として埃をかぶるだけ」

みたいな言い方をされていたように記憶しています。

完結に言えば、「宝の持ち腐れになる」ということですよねw

また、もうひとつ言えるのは、様々な体験をしなければ、どこに自分の才能があるのかなんてわからないということ。

そして、なにか打ち込むものを見つけた時、ある程度の努力は続けないと、才能なんていうのは一朝一夕では、ある・ないなんてわからないという事です。

「遅咲き」とか「大器晩成」とか「石の上にも3年」なんて言葉もあるわけですから。

遺伝に関しては、「蛙の子は蛙」なんて言葉もありましたけど…w

以上!子供の能力と遺伝についてでした!


peco★papaのおまけの小話
遺伝といえば皆さんデザイナーベビーってどう思います?遺伝子の段階で、外見や知能・才能をちょちょいと弄っておけるんですね。パッチリ二重にしたり、足をスラ〜っと長くしたり、目の色を綺麗なブルーにしたり、ブロンズのサラサラヘヤーにしたり…って、全部産まれたあとでも改造できますねwアイプチ・ヒール・カラコン・ブリーチとかw頭脳だって塾や教材で強化できます(ある程度まで)。デザイナーベビーってそう考えると、後か先かの違いのような気もしてしまいます。
 


関連書籍画像

★日本人の9割が知らない遺伝の真実:安藤 寿康 (SB新書) 

今回参考にさせていただいた書籍です!遺伝子についての最新の知見がわかりやすくまとめられています。ちなみに読了感としては、遺伝について暗い気持ちになるというよりは、前向きになれます! 


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もっと読む画像

★遺伝に関する最新の知見!知能を高める遺伝子が見つかったが、自閉症と表裏一体!?
 新発見の「知能遺伝子」!高い知能は精神病と表裏一体の諸刃の剣だった?

★この記事の実質的な続き。遺伝の影響と対局にある“環境の影響”。家庭環境はあまり関係ない?
 家庭環境は子供の将来に影響力がないー親が子にしてあげられる本当の事ー

★遺伝でIQや学力がどうこうとか、心配とかいう前に読んでほしい記事。
子供の将来にIQより重要とされる「2つのスキル」

★遺伝関連でもう一つ!発達障害児と2ヶ月触れ合った得た正直な思い。
子供が染色体異常と診断され発達障害児とわかっていても産みますか

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 今日の一枚

今日の一枚今日の一枚

外見の遺伝具合は…どうですかね?(左:私ー右:娘)


 

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4歳のおしゃべり長女&0歳のおしゃぶり長男の父。元々根暗なゲーマー。子供が産まれ一念発起しイクメンに(なりきれてない)。現在「育休中」。一人悶々考えるのが好き。時折それを妻に話すも対して相手にされないのでブログで綴るw ペコパパについて詳細
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