幼児向け英語教材は無駄な投資か?

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 文部科学省が2020年から、現行5・6年生が行なっている英語教育を、3・4年生に前倒しする改定案を出すなど、まだまだ早期英語教育熱は冷めない日本。
 皆さんも、「子供には早くから英語に触れさせたほうがいいの?」と考えたことが一度はあるのではないでしょうか。
 我が家もそうです。
 ネットで色々英語教材など調べては、

「高けぇ…。」と断念し

 近所の英語教室を調べて見ては、

「高けぇ…。」
「通わすの大変…。」
と断念したりw

 そもそも、英語教材って子供が英語を学ぶのに、どんなけ意味があるんでしょう?(←買えないから開き直りw)

 そんな話を今回はしたいと思います。

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高額な幼児向け英語教材の罠

危険画像

 我が家は子連れでイオンに買い物行くことが多いのですが、行くとしょっちゅう某ネズミー英語システムがイベントやっているんですよ。
 だいたいネズミーキャラのPOPや、配っているバルーンなんかに釣られて、子供が足を止めます。
 最近だと、インターネットのモデム会社とか、ウォーターサーバーの会社なんかも、まったく同じ手口で蜘蛛の巣を張り巡らせてますよね。
 さっさと買い物済ませたいこちらとしては、邪魔な限りですw

 けど、店頭で宣伝している分にはまだ可愛いもので、実際購入してしまってからトラブルになり、消費者庁などに相談が行くケースもあるらしいのです。

 国民生活センターによると、15年度の幼児向け英語教材に関する相談が「67件」あり、相談者の平均購入金額は「59万」だそう。しかも年々高額化しているらしいw

 消費者庁に相談に訪れる人数というのは一般的には、「悩んでいる人数の5%」らしいので、実際にはもっと多くの人が泣き寝入りしているわけですね…。恐ろしい。

 その相談の多くが、無料サンプルを見てみようと申し込む→訪問販売で営業がしつこく購入を進める→のせられて購入したものの、金額が金額なのでキャンセルしたいができない。
 みたいな流れだそう。

 まぁ、もっと自分の経済状況とか鑑みて決断しなさいよ!とも思いますが、営業の方も巧みで、「100万近い教材だって分割すれば、月々英語教室に月謝払うより安く済む。」とか言うわけですね。
 けどこの分割払いが実はリボルビング、通称リボ払いだったりするわけです。
 リボ払いは詳しい説明はめんどうなのでしませんが、金利の掛かり方が特殊で、月々は一定の金額しか払わなくていいのに、支払い総額は「うん十万」上乗せされちゃう、悪魔の支払い方法なんです。

 そういった事情を知らずに、「月々5千円くらいなら…」と購入し、後から気づいて泣きをみたりするわけですね。

 ちなみに私自身は、過度な営業や、しょっちゅうイベントを打っているような会社は無条件で信頼しないたちですw

 だいたい駅前の一等地に立っている「保険の会社」もです。だから私は一切「保険」というものを契約しません。
 会社の立地や、社員の報酬などからも、どう考えたって儲けているのはあちらですからw

大事なのは英語に触れる量?

アルファベット画像

 これは単純な話、「質」より「量」という話です。

 英語学習教材でひたすら勉強するよりも、ぽんと留学したほうが、圧倒的に「英語に触れる量」が確保されるので、嫌が応にも学習が捗るのは当然です。

 しかも留学では生身の人間とのやりとりなので、スピードラーニングみたく一方的に「インプット」だけするのではなく、「アウトプット」も必要になってきます。

 現在の学習に関する脳科学からの知見では、インプットよりもアウトプットのほうが重要とされているため、詰め込むだけの学習にはさほど意味がありません。

 英語教材に置き換えても、1日何十枚か英語カードをカードリーダーに通してしゃべらせたり、音の出るペンで単語を読み取ったりしたって、定着しないのは自明です。

 子供の英語学習を研究するペンシルバニア大学のバトラー准教授は、

「幼児から外国語教育を受けることにどれだけ意味があるか、わからないことが多い」
「わずかな英語学習にどれだけの意味があるかどうかもわからない」

 と述べています。さらにバトラーは、著書「英語学習は早いほど良いのか」で、スペインで英語を学ぶ児童を対象にした研究を紹介しています。

 それによると、発音や音声関連のテスト結果と、学習開始年齢は相関がなかったそう。

 じゃあ幼児期から英語教育習わせても無駄じゃんw

 とも言えますが、この研究では、英語の点数に「相関関係」のある他の要因を発見しています。

 それは「授業時間」

 つまり、どのように学習するかとか、何歳から始めるかではなく、圧倒的に「英語に触れる時間」が重要だったわけです。

 よく考えたら、勉強しなくてもあかちゃんが日本語覚えるのだって、普段から圧倒的に日本語を聞いているからですよねw

第二言語獲得は家庭外が断然良い

教室画像

 先ほど、英語教材で、英語のリスニングカードやしゃべるペンなど、聞いているだけの商材には意味があまりないと言う話をしましたが、それを裏付けるのが、心理学者のフランソワ・グロスジャンの主張です。

 グロスジャンは、第二言語の強化は「家庭外」で行うべきと主張しています。
 例えば、「英会話スクール」「地域のイベント」「図書館などでのお話会」などなど。
 しかし一番最強な学習方は、英語を喋る「友達」がいることだそうです。
 その理由はとてもシンプルかつ、合理的で、 

「言語を獲得したいという意志を持つためには、明確な用途が見える必要があるから」

 とのこと。簡単に言うと、「コミュニケーションを取りたい」という欲求が「言語を学ぶ一番の動機」になりうるということですね。

 周囲に英語でしゃべる相手がいないのに英語を学ぶ意味は?という話です。

 大人は「将来役に立つから!」の一心で子供に英語に触れて欲しいと願いますが、子供は大概「今」を生きています。
 「今」だれと使うわけでもない「言語」をひたすら学ぶでしょうか?

 「うちの子は黙々とネズミー英語教材に取り組んでるわ!」という親御さんの子供も、もしかしたら単純に「可愛いキャラ付きの音が出るおもちゃ」として楽しんでいるだけかもしれません。

 というか、そこで覚えた「音」「口」にして、さらに「定着」させるためには、日常生活で利用する必要があるんです。
 逆に言えば、日常生活で利用しないものをいつまでも「脳にインプットしておく」ほど、脳の容量はないし、子供にとって日常は刺激にあふれているので、すぐに忘れますw

 私の会社の後輩で、ネズミー英語システムを親に買い与えられた子がいて、その子は「私の英語力は0だけど、今でもディズニーキャラめっちゃ好きです」と言っていましたw
 つまり、その子にとって、100万近くする高額商材はただのディズニーのおもちゃだったわけですw

 大人の立場に変えて考えても、利用用途のない言語を学ぶのは苦痛ではないでしょうか?
 明日いきなり上司から、「今日からコイサン語について勉強しろ。」と命じられ、「どうしてですか!?」と聞くと、「将来役に立つかもしれないからだ。」と言われても、モチベーションもクソもないでしょうw

英語教材はなんの役にも立たないか?

英語教科書画像

 このまま英語教材に関してボロカスに言って終わりでは、中立性にかけるので、最後に良いところも述べておきましょうw

 何はともあれ、英語に興味を持つきっかけになる!
 それで十分ではないでしょうか?

 我が家の長女は「えいごであそぼ」が大好きです。
 単純に見ていて楽しいようで、時折英語を口にしたりもします。

 こういった体験が、行く行く小学校で「英語の授業」が開始されたときに、なんとなく「楽しい思いしたなぁ」と記憶の片隅に残っていて、とっつきやすくなってくれれば十分かなと思います。

 このNHKの「えいごであそぼ」なんですが、2017年の四月から改変され、長女が大好きだった「エリック」と「キーコ」がいなくなってしまうんですよね…。

 特に「エリック」という外国人の男性は、「英語はまず楽しむスタンスが大事」という一貫したスタンスで、同番組中の挿入歌なんかも手がけていた、すごい親しみやすいキャラクターだったんです。
(↓エリックさんが「習得云々」の前に、「楽しむ環境が大事」と述べている動画。)

 このエリックがいなくなり、誰が後釜になるのかと思えば、なんと「厚切りジェイソン」w

 これこそ「Why!?」ですよw(←厚切りのネタなんですこれ)

 いつも日本人の文句を言っている外国人が、日本人に外国語教えるってどんなスタンスだよw

 というわけで、まだ見ていないのですが、厚切りさんの新えいごであそぼうが面白くなかったら、現在一巻しか持っていない「旧えいごであそぼう」のDVDを全シーズン大人買いしようかと考えていますw

まとめ

勉強する犬画像

 英語教材について、ちょっと意地悪な意見をつらつらと述べて見ました。
 もちろん私の意見だけがすべてじゃなく、ネズミー英語システムや、嶋二郎の英語教材なんかを、上手に使って学んでいるお子さんも実際にはいらっしゃるのだと思います。

 ただ、英語教材にしても英語教室にしても、それを試せるだけの経済的余裕や、時間的余裕がどうしても必要ですよね。

 それらのリスクが大きい割には、効果としていかがなのかな?という思いで今回はやや厳しめの意見を書かせてもらいました。

 英語教材に何十万もかけてられない庶民の泣き言と捉えてもらってもかまいませんw

 皆さんはどのようにお考えでしょうか?


おまけの小話
 実は私自身、親に言われて英会話教室に通わされた口なんですよ。
 結果はどうかって?英語力まるでなしですwなんだったら学校で苦手な教科でした。
 あの当時は英語は中学校からで、私が通ったのは小学5年生から一年間くらいだったので、一応早期教育の部類に入るのでしょうが、当時の私個人の感想として、「びっっっっくりするくらいつまらなかった」んですw
 今回の記事中にも書きましたが、習ったところで「どうすれと?」という話です。つかわないんですよ。その週一回の教室でしか。
 週一回しか使わないから、だいたい忘れているんですよ。んで怒られるから、余計に嫌になる。
 やっぱり早期に始める英語は「楽しむ程度」でいいなじゃないかなぁ…と思う次第です。

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4歳のおしゃべり長女&0歳のおしゃぶり長男の父。元々根暗なゲーマー。子供が産まれ一念発起しイクメンに(なりきれてない)。現在「育休中」。一人悶々考えるのが好き。時折それを妻に話すも対して相手にされないのでブログで綴るw ペコパパについて詳細
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