【母乳育児のメリット総まとめ】知能向上や将来の肥満率への影響などなど

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 さて今回は何かと子育ての議論にもよく上がる母乳育児について書いていきたいと思います!
 特に今回は世間で声高らかに叫ばれる「メリット」の面について。

 2000年以降、母乳と知能の関係に関する研究結果がいくつか発表されたり、WHOやユニセフが共同で世界の母乳育児を推進する(2025年までに50%を母乳育児に!)声明を出したり、日本でも厚労省が母乳育児を推進していたりと、何かと母乳を取り巻く話題は「ざわざわ」しています。

ちなみに同機構は「断乳」するより、「自然卒乳」を待つほうが赤ちゃんにとって良い影響があると発表したこともあり、何かと母乳育児業界をざわざわさせます。けど世界的には卒乳の時期の平均は4歳なので、ざわざわしたのは1歳までに断乳するのが常識だった日本だけでしょうけど…w

さて、我が家も一人目長女は途中から母乳分泌が減り、完母を諦め混合にし、二人目長男(4ヶ月)があの手この手をつくして完母中でして、“母乳育児”に関する話には興味がつきません。

 そんなわけで早速以下から母乳育児に関するメリットを総ざらいまとめていきたいと思います!

注意!
※私は人工乳悪影響信者とかではありません。また、混合やミルク使用を否定する立場でもありません。
※あくまで興味の範囲で“研究・調査”を背景に明らかになった母乳育児のメリットについてまとめているだけですのであしからず。
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母乳育児で“頭が良くなる”は本当?

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 ちまたでは母乳育児は頭を良くする、IQが高くなる!みたいな触れ込みもよく聞きます。我が家は別にそのために完母にこだわっているわけではないのですが(もちろん副次効果として得られるのであれば嬉しいけどもw)、気になるメリットの部分でもあるので、以下に論文や研究から引用しつつ紹介していきます。

研究①
研究の主導者はブラジル・ペロタス連邦大学のベルナルド・レッサ・オルタ氏。
研究は、新生児約3500人を対象とし、30年間の成長追跡調査を実施。
出典:http://www.afpbb.com/articles/-/3042830
結果
・母乳を与える期間が長ければ、30歳まで知能向上が見られた。
・これにより「教育面での成績」「収入」などの個人・社会レベルで影響が出た。
・知能は母親の年収とも比例するが、どのような年収域でも、母乳育児による知能向上効果は同じく見られた。
・要因は母乳に含まれる不飽和脂肪酸である、ドコサヘキサエン酸(DHA)であると結論づけた(DHAは脳の発達に非常に重要な役割を果たしていると言われる)。
出典:同上

 昔スーパーに行くと、「さかなさかなさかな〜略〜頭がよくなる〜♪」というミュージックがエンドレスで再生されていましたが、不飽和脂肪酸とはその魚に多く含まれる成分ですね。それが母乳からも分泌されるとは恐るべし…w次の研究いきましょう!

研究②
研究の主導はハーバード大学とボストン小児病院。
研究は1300人を超える母子を追跡調査。知能に母乳育児が与える影響を割り出した。育て方や親のIQ指数など可変要因はなるべく除外し、母乳からの影響だけを抽出。
出典:http://jp.wsj.com/articles/SB10001424127887323670304578637010204864232
結果
・母乳を与える期間がひと月増えるごとに、子どもの知能指数が1/3ずつ向上していた。
・3歳での語彙テストのスコアが高い。
・7歳での知能テストのスコアが高い。
出典:同上

 以上、“母乳で頭はよくなるのか?”についての研究紹介でした。

 前者の研究は英医学専門誌ランセット「Lancet」に掲載された論文。後者の研究は米医師会発行の「JAMA Pediatrics」に掲載された論文です。それぞれ2015年発表、2013年発表と比較的最近の研究ですね!

 世界保健総会では、乳児への完全母乳育児率を、2025年までに50%以上にするという世界目標を、ユニセフ(国連児童基金)のアンソニー・レーク事務局長とWHO(世界保健機関)のマーガレット・チャン事務局長が共同で声明しました。
 それも2015年のことなので、母乳育児の重要性は比較的昔から言われていたものの、確固とした研究結果を背景に“最近認識が強まってきた”という感じでしょうか?

母乳育児は免疫力を向上し病気のリスクを軽減?

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 これも良く聞くメリットですね!母乳には分泌型免疫グロブリンA(IgA)が含まれていて云々とか..。本当に母乳の神秘には驚かされます。

 実際にアメリカ国立衛生研究所の研究によって、6ヶ月以上母乳を飲んだ赤ちゃんは、飲んでいない赤ちゃんに比べ病気にかかるリスクが少ないと発表されています。しかも20%も!
 リスクが軽減される病気は、「胃腸炎」「下気道感染症」「耳の炎症」「髄膜炎」などだそうです。

 日本における研究でも、「日本母乳哺育学会雑誌の2016年7月号」に、母乳の疫学研究について掲載されています。それによると、母乳は免疫調節作用を有する様々な生理活性物質を含んでおり、乳児期の感染症予防やアレルギー疾患の抑制や、幼児期以降の免疫関連疾患のリスク軽減に母乳が関与するそうです。
 原因は乳児の腸管を介した粘膜免疫の発達に、大きく関与するからだそう。話が難しいので詳しい事は割愛しますが、要は病気リスクの軽減には繋がるということですね!おそるべし母の力。

母乳育児は肥満率を下げる?

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 これまた突拍子もない、一見なんの繋がりもなさそうな研究なんですが、ちゃんと調査・発表されているものです。以下に引用します!

 研究
厚生労働省が実施2001年から実施している「21世紀出生児横断調査」を元に、生後6〜7ヶ月の栄養状態と、子どもが7歳〜8歳時点での肥満率や過体重を調査。その他の可変要因は可能な限り除いてある。
出典:http://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/soumu-pdf/press25/press-130925-8-2.pdf
結果
・母乳育児が過体重や肥満のリスク現象に効果があることがわかった。
出典:同上

アメリカでもやはり同様の研究はあるようです。以下に引用します!

研究②
・研究実施はニューヨーク・コーネル大学のステイシー・カーリング氏ら。
・595人の赤ちゃんを対象とし、出生時から2歳までの体重と身長を追跡。成長の軌跡と母乳育児期間を比較調査した。
出典:http://healthpress.jp/2014/12/4.html
結果
・母乳育児期間が2カ月未満では、4カ月以上の場合に比べて過体重である率が2倍になった。
・わずか数カ月の期間の差で、肥満のリスクに差が出ることがわかった。
出典:同上

ダイエット効果もあり?母乳育児で痩せるは本当?

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 これもよくメリットとして見かける項目ですが、関連する研究や論文は見つけられませんでした。(もしあれば教えてください!)
 また、こういった効能は多くの方がブログ記事で紹介しているものの、特に何か根拠となる研究を参照しているわけではなく、真意のほどは不明です。

 あくまで個人的な体験として語られているものが多い印象です。

 研究がないため、本当に母乳育児が原因となって痩せたのかわかりません。
 赤ちゃんをあやしたり寝かしつけたりするため、歩き回ることが多く、運動量が増えて痩せたのか?乳腺炎を危惧して高塩分・高脂肪の食品を敬遠しているため食事バランスがよくなってやせたのか?などなど他の影響因子を排除していないので(研究では排除する統計的手技を行う)、なんとも言い難いですね..。

 しかし、母乳を赤ちゃんにあげることで1日で500〜600calを消費するというデータは存在するようです。これはジョギング1時間分に相当するため、痩せる原因なのかもしれません!

 けど、我が家では第二子の長男が完母で4ヶ月きてますが、妻はどんどん増加する体重に悩まされていますけど…w人生のピークに差し掛かっていると青ざめてましたw

 まぁダイエットって単語そのものが、かなり体質やそれぞれの生活習慣に左右されやすいデリケートな問題なので、その辺の要因を含めての調査・研究が今後出てくることを期待しましょうw

乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクが母乳育児で軽減?

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 これも色々な研究から報告されているようです。何がどう関係しているのか不思議ですが、そもそも何が原因か特定できていない恐い病気なので、「なぜ?」と考えるのも野暮です。
 とにかく“リスクが軽減する”ということは調査結果からわかっている事なので、以下からその研究など紹介していきましょう。

補足:乳幼児突然死症候群(SIDS)って?
6000人~7000人のうち1人に発症し、日本でも毎年発生している原因不明の乳児突然死。前兆は一切なく、さっきまで元気にしていた赤ちゃんがなんの前触れもなく亡くなる恐い症状。
ヴァージニア大学の調査
 出典は2011年にヴァージニア大学のFern R. Hauc教授らが行った乳幼児突然死症候群(SIDS)に関する調査です。この調査では母乳育児との関連性が導き出されていて、少しでも母乳育児をしたことがある場合はリスクが「0.4倍」、2ヶ月以上では「0.38倍」、それ以上(ずっと母乳)では「0.27倍」に軽減されるとわかりました。
厚生労働省の調査
 厚生労働省も「母乳で育てられている赤ちゃんは、人工乳(粉ミルク)で育てられている赤ちゃんと比べてSIDSの発症率が低いと報告されているので、できるだけ母乳を与えましょう。」と推奨する文面をHPに記載している。
北海道大学の調査
 出典は「母親の乳幼児突然死症候群に対する知識と発症率との関連性」という題で「北海道科学大学研究紀要」に2016年3月に掲載されたもの。
 それによると、母親のSIDS発症のリスク因子に関するアンケート回答で、「うつぶせ寝」「喫煙」の回答率が60%、「非母乳哺育」が14.0%だったそうです。
 まぁこれは、母親たちの意識調査なので、14%もの人が原因は非母乳育児(人工乳)だと認知しているということですね。

 以上が母乳育児とSIDSに関する調査や研究です。けど、原因不明の病気の原因が「非母乳育児」とわかるのも変な話といえば変な話です。逆もしかりで、原因もわからない病気の原因ではない(非母乳育児が)と述べるのも変です…。
 なので、調査や研究はここで集めましたが、正直話半分といった感じですね。
 米国小児学会はSIDSのリスク軽減措置として「母乳育児」を推奨しているのは、日本の厚生労働省と同じなので、今後はっきりとした原因や調査結果がもっと増えてくると、さらに信憑性が増しますけどねぇ。

まとめ

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長くなったので最後に短めにまとめます!

今回は母乳育児のメリットについてまとめました。

短期的には
・語彙力やその他知能指数が向上する
・突然死のリスク軽減
・免疫力が高まる
・産後の減量になる
長期的には
・成績、収入、社会地位への良い影響
・肥満率、過体重リスクの軽減
・健康に寄与する

 などなどが研究や調査から明らかになっているというお話でした!しかしあくまで「因果関係」ではないことは理解しなくちゃいけません。こういった研究結果は常に「相関が見られた」にすぎないという事です。
 つまり、非母乳育児でも健康で好成績で社長になる子だっているし、完母でも病気がちで成績の振るわない子だって当然いるということです。

 母乳でその子の人生が“すべて決まる”と思うのは手痛い勘違いになってストレスになりますので、気をつけてください!


peco★papaのおまけの小話
うちは長女の時から、妻が完母にこだわっていたのですが、就労の関係から断念せざるをえませんでした。何故かというと、勤務中に搾乳することを、先輩から咎められたからです。結局、仕事していて赤ちゃんに吸ってもらえないと、母乳の分泌は衰えます。それを防ぐために搾乳していたのですが、それも先輩から止めろと言われれば止めるしかなく、母乳の分泌はみるみる減って、第一子の時の完母の夢は幕を閉じたのでした。
 親の意識や世間の“言うだけの母乳促進”では救われない人も大勢いるよい例だと思いますね。
 また、こうした母乳神話を「押し付けがましい」「プレッシャーになるからやめて」「体質的に出ないのにどうしろと?」と悩まれている方も大勢いますので、一概に「母乳で育てること=良い育児」とするのも、間違っていますよね。そういった非母乳の方達の肩身が狭くならない方向に世間が配慮することも必要となってくるのだと思います。 

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 上記リンクの記事を書くにあたっても何度も引用させてもらい、長女の時から“母乳育児の保存版書籍”としてお世話になっている、ベテラン助産師さんが書いた母乳育児の最強バイブル!この一冊で母乳育児の疑問やコツはほぼなくなります!Amazonのレビューの星の数からも、お役立ち度が高いことが伺える、母乳育児するならマストの一冊です。


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4歳のおしゃべり長女&0歳のおしゃぶり長男の父。元々根暗なゲーマー。子供が産まれ一念発起しイクメンに(なりきれてない)。現在「育休中」。一人悶々考えるのが好き。時折それを妻に話すも対して相手にされないのでブログで綴るw ペコパパについて詳細
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