【写真多数】新施設順に旭山動物園の人気施設をレビューしていく③

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旭山動物園おらんうーたん画像

 さてさて旭山動物園施設レビュー第③弾です!子連れで年間40回近く旭山を訪れたこともあるpeco★papaが、旭山の主力施設を新施設順で徹底レビューいたします!実際何度も来場している立場から、できるだけ生の情報を盛り込んでお送りします。

 前回の施設レビュー①では「カバ」「キリン」「シロテテナガザル」「レッサー」と紹介しました。
 施設レビュー②では「チンパンジー」「くもざる・かぴばら」「あざらし」「ホッキョクグマ」を紹介しました!
 「カバ」が溺れかけた話や、ストーカー気質の「キリンのげんき」。人気のオランウータンに対抗する「テナガザル」や、“立つ”レッサーパンダ「風太くん」の話。
 坂東園長が集大成と豪語した「チンパンジーの森」。共生を目指し悲しい事故も発生した「くもざる・かぴばら館」。スターウォーズから着想を得た「あざらし館」。日本の動物園では見られなくなるかもしれない「ホッキョクグマ」
 
などなどの話も盛り込みながらレビューしてきました。

施設レビュー①はこちら!

【写真多数】新施設順に旭山動物園の人気施設をレビューしていく①
 さて、前回2017年で50周年を迎える旭山動物園の、行動展示だけではない魅力と題して、旭山が来場者へ伝えたいメッセージなどを紹介しまし...

施設レビュー②はこちら!

【写真多数】新施設順に旭山動物園の人気施設をレビューしていく②
旭山人気施設、新着順レビューの第二弾!訪れる際の参考や、行って見たいと思うきっかけになれば幸いです

今回のレビュー③では、

・ハタチのメスを見事射止めた40歳のおじさんオランウータン。
・マグロやイルカと勘違いされたペンギン。
・つまらない!とお客さんから石や木の枝を投げつけられた猛獣たち

などなど、情報盛りだくさんにお届けします!

※一記事でレビューできないので(情報が多すぎて)、何回かの記事にわけてレビューしております(新しい施設順に、主力施設に焦点を絞って紹介してます。全部は無理なのでw)

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レクラングル大

オランウータン館

おらんうーたんの綱渡り

 2001年8月完成。夏期開園中は、飼育舎と運動場にある高さ17mの塔を渡るオランウータンの様子が観察できます。運動場では今まで感じたことがないオランウータンの迫力を感じられます。
また、2005年1月に完成した「おらんうーたん館」は、高さ7mある屋内施設です。ロッククライミング用のホールド(つかむ物)や巨大ハンモック、たくさんのロープなどなど、屋内でもダイナミックに動き回るおらんうーたんが見られます!

【マル秘ネタ】ジャック(♂)は駆け引き上手。20歳下のリアンを仕留めるまで

おらんうーたんの赤ちゃん画像

これ、坂東園長の講演会など行くと動画を見せていただけるのですが、本当に面白いんですよw現在も現役で飼育されているオスのジャックとメスのリアンの話なんですけど、ペアリングを開始した当初はリアンが10歳、ジャックが20歳だったんですね。人間でいうとハタチの女の子と40歳のオッさんくらいの年の差らしいですw
常識的には成獣で始めてあった同士のカップリングは危険とされているそうです。オスがメスに無理やり迫るので。しかも年の差(体格差)が大きいと、事故に繋がるらしいのです。
旭山では、「成獣同士だってできないことはない」ということを見事証明させてみせました。まずメスのリアンを屋外のオランウータンの吊り橋展示の方の施設に慣れさせ、自由に逃げ回れるようにし、圧倒的に精神的優位に立てるようにしてあげたそうです。オランウータンはとても慎重な生き物のため、施設に慣れてないオスのジャックのほうは、上へ上へと逃げられたら絶対追ってこれない。これでリアンの身の安全は確保されたわけです。
同居当日。リアンを先に屋外へ出し、その後オスのジャックおじさんも屋外施設に放つと、「ぎゃっ!ぎゃっ!」と叫んでやはり上へと逃げたそう。ジャックはジャックで若い娘を追い回すのですが、上へ行かれると手も足もでない。すると何を思ったかジャックは折の隅っこで丸くなってイジけたそうですw
リアンが「あれ?どうしたのかしら?」と近づくと、そこで急に襲いかかったりという奇襲はしかけず、さらに小さく丸まっていったそうですww
そうなるともうリアンはジャックを放って置けなくなり、「ちゅっ」としたそうw胸熱な展開ですね。がっつくおじさんは嫌われるということでしょうかw

オランウータン館を楽しむポイント!

旭山動物園おらんうーたん画像

教育的意義を一番打ち出しているのがこの施設かもしれません。おらんうーたん舎の屋内施設の方に入ると、パームヤシの見本や、ボルネオのジャングルの現状や、それに旭山がどう関わっているかが詳しく説明されています。屋内施設でオランウータンの展示のほうばかり見ていると、背後にあるこの掲示になかなか目が行かないのですが、是非見て欲しいですね。お子さんがいれば一緒に考えてみるのもいいでしょう。自分たちが食べているアイスクリームやポテトチップスは、今目の前にいるオランウータンの生活の場や命が犠牲になった上で作られている。人々や国々や人と動物など、ありとあらゆるものは地球上でどこか繋がって、良いことも悪いことも影響しあって生きているということを子供と考えられると、大人になってからの“大局観”を養うにはもってこいの学びの場だと思います。
戦争とか政治はとっつきにくいですからね。けどアイスクリームと目の前にいるオランウータンなら、子供にもとっつきやすいと思います。
ちょっと固い話になっちゃいましたが、楽しむポイントとしては、やはりモグモグタイムでしょう。ホッキョクグマと同様の理由で、オランウータンの綱渡りを見れる確率は圧倒的にもぐもぐタイムです。なので、当日のもぐもぐタイムの状況を入り口で確認し、スケジュールで開けときましょう!全開の記事で書きましたが、ついでに真横の「シロテテナガザル館」が一番楽しめる時間でもありますので、ぜひモグモグタイムの時間に行って見ましょう!

ペンギン館

空飛ぶペンギン画像

2000年9月にオープンした「ぺんぎん館」。

ぺんぎん館では4種類のペンギン、キングペンギン、ジェンツーペンギン、フンボルトペンギン、イワトビペンギンを飼育しています。
館内に入ると360度見渡せる水中トンネルがあり、ペンギンが飛んでいるように泳ぐ姿を観察することができます。

また、毎年雪が降り積もった時期には「ペンギンの散歩」が行われます。

【マル秘ネタ】素早く泳ぎ回るペンギンを魚と勘違いして見ていた来園者

空飛ぶペンギン画像

あざらしの時にも同じことを書いたが、写真に収めようと思わないほうがよい。動きが早すぎるし、トンネル内は光量が足りずシャッタースピードも稼げない。肉眼で観察するほうが良い

みんなが想像するペンギンってどんなだろうと考えた時、大抵の人はヨチヨチ陸上を鈍臭くあるくペンギンを想像します。それはペンギンが実際海の中で素早く泳ぐ魚を狩する、野性味溢れる姿とはかけ離れていますよね。なぜそういったイメージが頭に浮かぶかというと、ペンギンが自由自在に泳ぎ待っているのを見れる施設なんてなかったからです。そこで考えられたのが旭山動物園ペンギン館の水中トンネル!
坂東園長は「水の中を“飛ぶ”ペンギンを見せよう!ペンギンだって鳥なんだ!」と考えたといいます。
旭山のペンギンプールは、ただの四角い箱ではなく、障害物や深さの高低などがわざとつけられている。ペンギンの自由自在さを引き出すためだ。当初あちこちの水族館に、この案のアドバイスを求めると、「ぶつかって事故につながったらどうするんだ」と反対されたと言う。
坂東園長は「そんなんでぶつかっていたら、海の中でどうやって餌を追いかけるんだ」と抵抗心を燃やし、今の施設の造形になったそうです。
「事故につながったら危ないから安全に設計する」ってなんだか今の子供たちの公園みたいですねwたしかに悲しい事故については対策が必要だが、一律安全に設計し直したり、危険を取り除いていくことは、「子供の本来もつ能力」を発揮する場を奪っているのかもしれません。四角く狭く障害物も深さもない施設ではペンギンがヨチヨチ歩きしかしないように。
話が逸れましたが、実際ペンギン館を訪れた来場者の中には、水中を素早く泳ぎ回る生き物を“ペンギン”と認識できず、「あれはマグロ?」「いるかの仲間かなにかですか?」と聞く方も多かったそう。特に大人に多かったといいます。大人は固定概念で「ペンギン=よちよち歩きの陸上のどんくさい鳥」と思い込んでいるので、ペンギンだと思わなかったということですw子供のほうが素直に「ペンギンが泳いでいる!」と認識するという話も面白いですね!

ペンギン館を楽しむポイント!

ペンギンのカップル画像

ラブラブペンギンの愛の巣

ここも何時に訪れても大丈夫な施設です。ちなみにモグモグタイムは水中ではなく陸で行われるので、その時間に謝って水中トンネルに行くと、「ポツーン」と人間だけが水中トンネルで待ちぼうけしている姿が、モグモグタイム見物中のお客さんからも見えるので恥ずかしいですw何度か私も水中トンネルに入ってからもぐもぐ中だったのに気づいて、気まづい気持ちでそそくさとトンネルから出た経験がありますw
冬の動物園であれば、ペンギンの運動不足を考慮してもぐもぐタイム直後に、飼育員がわざとペンギンを水中にいれて泳がせ、運動不足を解消することもしていましたが、夏はたしかそういったことはしていないはず。絶対泳いでいるとこを見たいのであれば、「水中給餌」という飼育員がダイビングして直接ペンギンに餌をあげるイベントを狙うといいでしょう。でもこれって毎日やっていたか定かではありません。確認したら追記しますね。
色々書きましたが、心配しなくても1/2くらいの確率でふら〜っと訪れてもペンギンは泳いでいると思います。あくまで私の体感です。もちろん一匹も泳いでいないこともありますけどねw
ぁ、書くの忘れてた!冬の動物園のペンギンの散歩!これはパレードでもショーでもなく、ペンギンは魚を取るために何キロも離れた海まで歩く習性の再現と、運動不足解消のためにやっているものです。それでいてお客さんも楽しませるという旭山らしい取り組みです。間近でみるペンギンはかわいくもどこか凛々しい!ぜひ冬に訪れた際は見て見てください。午前午後二回やっています。

ペンギンの散歩画像

よちよち来園者の間を歩くだけじゃなく、お客さんの間を縫って脱走し、自由に遊びまわるw

もうじゅう館

ライオンの牙画像

平均寿命間近の恒例ライオンでもこの迫力

1998年9月完成。
アムールトラ、ライオン、ユキヒョウ、アムールヒョウ、クロヒョウ(ヒョウの黒変個体)、エゾヒグマを飼育しています。
動物と同じ高さからの観察、動物を上から観察をすることができるなど、さまざまな角度から動物を観察できるような施設になっています。また、空中にせり出したオリがあり、そこからは、ユキヒョウやアムールヒョウを真下から観察することができます。

【マル秘ネタ】閑散期は猛獣に石ころを投げる客が多発!?

ヒョウの目画像

行動展示で全世界に名前が知れ渡った旭山動物園だが、その“行動展示”という呼び名が最初についた施設が猛獣館です!
新・猛獣館ができる前は、ライオンが3歩歩けば壁に当たる、壁は強く押せば壊れそう、穴を掘ったらおりから抜け出せそう、地面に突き刺さっているように見える鉄の格子は、実は先がなかった…という状況だったそうwだから市から建て替えの予算がついた時、飼育員はみなホッとしたらしいw
猛獣館の建て替えに際して、坂東園長は「できるだけ近くで見れる」ということを意識したといいます。また、お客さんと猛獣の間をアクリルの板一枚で仕切ることで、お客さんがくるとライオンやトラが戯れるような仕掛けにした。坂東園長は「来場者を猛獣にとっての猫じゃらしに見立てた」とおっしゃっていますw
幼稚園の子どもたちが遠足でやってきて、アクリル板の向こうからライオンが飛びかかってきた時は、子どもたちが驚いて将棋倒しになったそうですw
実際うちの娘もトラに飛びかかられて泣いたことを思い出します。
そんな迫力満点の猛獣館だけど、坂東園長も頭を悩ませたのは、「ネコ科」の動物だから、昼間はほぼ寝ているということ。どんな素晴らしい施設を作ろうが、この事実は変わらないんですね。
それであれば、「寝ている姿をよく見せてやろう」という逆転の発想で生まれたのが、アムールヒョウの寝姿を頭上に見上げることができる展示。
ネコは高い所にいる状態を“優位”と感じるらしく、ヒョウにとってもここはストレスが少なく寝心地がよいし、お客さんにとっても楽しい。一石二鳥ですね!
実際ヒョウは寝ているだけなのに、お客さんは「わー!ふさふさ!」とか「肉球かわいいー!」「尻尾もふさふさ〜」などと、鑑賞を楽しんでいます。鉄の格子のはるか向こう側で、地べたに丸くなって寝ているだけの動物に、かつては石ころを投げて動かそうとしたり、木の枝でつついたりする来場者が絶えなかったと言います。閉園後の清掃では、小さな石がごろごろ出てきたそう。それは単純に「寝ている状態が楽しくない」「退屈」だったからんですね。
新猛獣者ではそういった心無い行為はなくなったそうです!

もうじゅう館を楽しむポイント!

旭山動物園ライオン画像

間近だから伝わる息づかいや迫力がある。

夕方ですね!上記でも話ましたが、昼間は寝ている確率のほうが高いです。ただ、寝ている姿ひとつとっても、アムールヒョウの展示のように、色々な角度から楽しめたりと退屈しません!もしくはモグモグタイムでナマ肉を食らう姿を見に行くのもあり!
けど何と言っても一番は夜の動物園です。夜行性ですから当たり前ですw夏の日中の暑さでへばりきった姿とは全然違います(旭川は北海道だけどめちゃくちゃ暑い。去年も沖縄や東京より暑い日ありました)。
もしぐっすり寝ていても、アクリル板の目の前が一番気持ちいい寝る場所になるように工夫されていますので(すのこかなにか置いてあるんだったかな?)、目の前で板一枚挟んだだけの距離で猛獣の息遣いを感じることができます。

トラのアクビ画像

寝ているトラが時折頭を上げてアクビするだけでも、距離が近けりゃものすごい絵。

まとめ

ペンギンの散歩

さて、今回は「おらんうーたん」「ペンギン」「猛獣館」と紹介してきました!
旭山動物園レビューを全3回にわたってお送りしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
書きたいことが多すぎて、思いの外長くなってしまいましたw
正直全部の施設を書く勇気はなかったので、今回は3回にわけて、特に人気のある施設について書かせてもらいました。
けどはっきりいって、主要施設以外もすごいんです旭山は!最近は大型施設の新規開店こそなくなっていますので、ニュースや話題からも遠ざかっています。
けど、着々と古い動物舎の改築が進んでいます。坂東園長自身が、「新しい話題を作るより、古い場所にいる動物たちの環境改善も進めたい」と考えているらしいです。とことん人間の方を向くというより、動物の方を向いている方ですw(そうでなければ数々の素晴らしい展示は生まれなかった)

先日29年夏営業開始初日に家族で行ってきましたが、猿山がリニューアルされていました!話題にならない地味な変化だけど、動物の姿を見ていると、少なくとも動物にとっては地味な変化ではないとわかります。前にも増して生き生きしています。

そんなわけで、主要施設のレビューはこれで終わりますが、ぜひ足を運んだ際は、くまなく施設を歩き回って楽しんでみてください!

おわり。

レビュー第1弾

【写真多数】新施設順に旭山動物園の人気施設をレビューしていく①
 さて、前回2017年で50周年を迎える旭山動物園の、行動展示だけではない魅力と題して、旭山が来場者へ伝えたいメッセージなどを紹介しまし...

レビュー第2弾

【写真多数】新施設順に旭山動物園の人気施設をレビューしていく②
旭山人気施設、新着順レビューの第二弾!訪れる際の参考や、行って見たいと思うきっかけになれば幸いです

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4歳のおしゃべり長女&0歳のおしゃぶり長男の父。元々根暗なゲーマー。子供が産まれ一念発起しイクメンに(なりきれてない)。現在「育休中」。一人悶々考えるのが好き。時折それを妻に話すも対して相手にされないのでブログで綴るw ペコパパについて詳細
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